伊勢あさくさ海苔(荒木海苔店) ¥1,836
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伊勢あさくさ海苔(荒木海苔店)

Table to Farmの選択の基準

木曽三川が流れ込む伊勢湾桑名地区の地元漁師が復活させた、幻の在来種・アサクサノリの焼き海苔です。酸処理せず、自然な潮の満ち引きと共に育んだ初摘みだけを使用。薄手で軽やかな食感で口溶けが良く、かつて江戸名物と謳われ多くの日本人に愛された、在来種ならではの旨味や甘味が特徴です。直前に焼き上げた海苔をお届けします。

 

初摘み 在来種 アサクサノリ 伊勢湾 無酸処理
  • サイズ・価格
    板のり5枚 ¥1,836
    板のり10枚 ¥3,672
  • 配送
    常温
  • 産地
    三重県桑名市
  • 原材料
    乾海苔(三重県産)
  • アレルギー情報
    -
  • 賞味期限
    未開封で10ヶ月
  • 保存方法
    直射日光・高温多湿を避けて冷暗所保存

食品栄養成分表示 ※100gあたり

  • エネルギー
    118kcal
  • タンパク質
    16.5g
  • 脂質
    1.4g
  • 炭水化物
    17.7g
  • 食塩相当量
    0.5g
2024/2/10 撮影
商品の特徴

1. 伊勢の漁師が復活させた0.001%の「幻の海苔」

江戸期に紙漉きを応用して誕生した浅草海苔が由来とされ、1950年代までは全国の食卓で愛されていたアサクサノリ。生育に適した内湾の埋め立てや環境変化に弱いことから次第に姿を消し、1997年から絶滅危惧種に指定された在来種ですが、2011年に三重県伊勢市沿岸で生き続けていた野生株を発見。「あの海苔をもう一度味わいたい」と地元漁師たちが一丸となって生粋の三重県産を復活させました。厳格な基準を満たした「伊勢あさくさ海苔」の仕入れ業者は現在全国で7軒。2023年産は生産数わずか15箱のうち、1箱をTable to Farmのために荒木さんが買い付けてくださいました。

2. さっくりと軽やかな食感、他では味わえない自然な風味

伊勢あさくさ海苔には、収穫期の最初の新芽を刈り取った「初摘み」だけが使用されます。現在流通している海苔の99.999%を占めるスサビノリと比べてタンパク質や脂質が多めで、初摘みならではの旨味があり、甘味とのバランスの良さが特徴。香りも良く、薄めでさっくりとした歯応えで、口の中で溶けるような舌触りです。荒木海苔店では出荷直前に焼き上げ、パリパリの焼きたてをお届けしています。

3. 木曽三川が流れ込む伊勢湾での支柱式

伊勢湾の桑名地区は、日本で5番目に流域面積が広い木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)から森の栄養分が流れ込み、干潟や浅瀬が埋め立てられることなく自然の恵みが守られてきたエリア。昔ながらの支柱式養殖で潮の満ち引きを利用し、干潮時に網を日光や風にさらすことで雑藻を除き、病気に強く上質な海苔を育んでいます。栄養豊富で遠浅な海が美しく保たれているからこそ、酸性処理剤を一切使用しない伝統手法で、海苔本来のおいしさと豊かな海を守り続けることができています。

作り手紹介
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全国屈指の生産高と食味の良さを誇る伊勢湾産海苔を扱う加工問屋として生まれ、「うみゃあ海苔を焼きたてで!」という創業者の言葉を94年守り続けている荒木海苔店。わずか3ヶ月間という新海苔の入札期には、名古屋から全国各地を飛び回って上質な海苔を見極め、1年分の乾し海苔を仕入れているそうです。今回お話を伺った社長夫人の荒木由里子さんは、明るくさっぱりしたお人柄で、老舗の伝統を受け継ぎながらも「昔ながらの古いイメージがある海苔業界に新しい風を吹かせたい、いい海苔を売りたい」という前向きなエネルギーを感じました。
作り手
荒木海苔店 荒木由里子さん
https://www.arakinoriten.com