About Us

01. About Us
0.1%の『素の味』があつまる
スーパーマーケット
Table to Farm
いつからか、旅をする中で出会った
自然と人が織りなし生まれる“とびっきりのおいしさ”を
私たちは『素(もと)の味』と呼ぶようになりました。
土と水、自然な農法で育まれたお米。
微生物の力を活かし、伝統的な木桶仕込みでつくられたお醤油。
その土地の自然環境に適応し、根を下ろす在来種のお野菜。
そこには、私たちが日常の中で忘れかけていた
自然な感覚を呼び覚ましてくれる味わいがありました。
食べると、体中の小さな細胞たちが喜びだすかのようなのです。
しかしながら、そんな『素の味』は
経済合理化の波にも飲まれ
現在、わずか0.1%しか流通していません。
どの家庭にもふつうに溢れていた『素の味』を
これからの食卓の風景の中に残していくためには
私たち一人一人があと半歩だけ
何を選ぶかに意識を持ち
ともに、作る現場に携わることが大切だと感じています。
食卓の選択によって、つくることに関わっていく。
『Table to Farm』という名前にはそんな想いを込めました。
0.1%の『素の味』を食卓へ。
とびっきりのおいしさを未来へ残していくための
旅するスーパーマーケット『Table to Farm』が始まります。

02. Policy
Table to Farmが探す
“とびっきりのおいしさ”
滋味深く、食べ飽きることがない、噛めば噛むほど発見のある味わい。私たちが“とびっきり”の魅力を感じるもののそばにはいつも、自然の恵みと、自然と共に生きる作り手の姿がありました。
そんな豊かな食文化を未来に残していくために、Table to Farmでは、何が“とびっきり”になるのか、それぞれに合わせたガイドラインを1つ1つ見つけ出してみることにしました。地球と人が、共に健やかでポジティブなあり方を探していきます。
①“素”の味
自然と人が織りなして生まれる、とびっきりおいしいもの。
②継承と進化
伝統を受け継ぎ、知恵や技術によって
現代の生活にも馴染むもの。
③便利すぎず・不便すぎず
使い勝手が良く、ひと手間かけるのが楽しくなるもの。


03. Trip
『素の味』に出会う
11ヶ月の旅
歴史や文化的背景の事前リサーチ、比較してみることで見えてくる味わいや使い心地の違い、そして、旅を通した実体験を通して得た実感が、ゆるやかに情報と体験を、ものづくりと生活を、結びつけてくれます。結果、ひとつのものがセレクトできるまでに、およそ11ヶ月の時間をかけて向き合うことになりました。


①調べる
3ヶ月まずは、『素』を生み出している、自然と人の結び目はどこにあるのかを探していきます。背景となる自然環境や歴史、栽培方法、製造工程など、多岐にわたる情報を学び、全国から作り手を探して、自分たちの判断基準を持つ時間をつくります。
②比べる
3ヶ月アイテムを1点選ぶために、まずは20~30種類くらい、産地・工程・材料の違いなどを取り寄せ、食べ比べを繰り返していきます。直感的に感動を抱いた時も、生活の中で飽きないほどの持続力があるかなど、なるべく多くの視点から比較します。
③対話する
3ヶ月試試食を重ねて決めたとしても、こちらの都合ですぐに作り手に会うことはできません。当然、繁忙期を外してタイミングを待つ必要があります。待つことも大切な仕事のひとつ。作り手との対話や共感があってはじめて取り扱いの可能性が生まれます。
④伝える
2ヶ月直に会うことで得られる情報には、本当に大きな価値があります。声、香り、温度や湿度まで、現場のリアリティを踏まえて、作り手の思想や思考を、写真や原稿、時には音に乗せて伝えていきます。食はその背景を知ることで、本当に安心できる食卓の一員になれるのです。
04. 3 Selection
『素の味』を道標に
自分らしい
とびっきりを探す
3つの入り口
セレクトする商品は、どれもそれぞれのカテゴリーで3つ以内としています。あり過ぎても選びづらいし、1つだけだと違いが分からない。例えば味噌や醤油なんて、3種類くらい手元に置いてあると、使い分けも楽しめます。
『素の味』は、自然や歴史、地域性、農法、作り手の生き方まで、魅力的な個性にあふれています。だからこそ、あなたらしい、あなただけの“とびっきりのおいしさ”を見つけるための、道標になってくれると思います。まだ見ぬ食文化に出会う旅を、ぜひ一緒に体験してください。

05. For Future
2030年
スーパーマーケットの
完成を目指して
第1フェーズとして、2024年冬から招待制・オンライン限定でサービスが始まりました。
オンラインからはじまったこの活動が、いつかどこかで、小さなスーパーマーケットになり、あなたの暮らしの近くにつくれたら、と夢を膨らませています。
今は貴重な食材となってしまっている『素の味』が、あなたの暮らしのふつうになる社会を目指して。一緒に旅をするように、新たな発見を楽しみながら、『素の味』との出会いを喜びあっていきましょう。
Enjoy your journey.