1.旨味や甘味がまっすぐ伝わる朝日

旭（朝日）は明治後期に京都で発見され、西日本で広く親しまれてきた品種。どんな料理とも相性が良い、体に馴染むようなあっさりした食味や香りが特徴です。その中でも緒方さんの育てた朝日は、粒立ちが良くふっくらとした食感で、雑味のないすっきりとクリアな味わいが後に残ります。たくさん食べても重たくならず、試食したみんなが「おいしい」と口を揃えました。

2.家族を守るため、自然栽培・自家採種を続けて30年

奥様のご逝去を機に、家族を育て守るために父から農業を後継。1990年の就農当初から有機栽培に取り組み、早期に自然栽培へ転換しました。80年以上自家採種でつながれてきた健康な種もみを使い、自然から生まれたものを収穫し、自然に還したものを次の作物の糧にするという循環の中で、稲と会話し食べ手の健康を願いながら米作りを続けています。

3.微生物が活発な還元土壌での米作り

田んぼの有機物の酸素消費や酸性雨の影響などで土壌の酸化が進行すると、稲の根腐れや生育をサポートしてくれる微生物の活動低下に影響すると考えられています。そのため、おがた健康農園では蘇生水素水の散布によって田んぼを還元化し、多様な微生物が活発化するように土壌改良に注力。研究と実践、そして長年の自然栽培の継続によって、安定した豊かな土壌環境を実現しています。