杓子(宮島工芸製作所) ¥1,320
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杓子(宮島工芸製作所)

Table to Farmの選択の基準

1800年頃から杓子作りの歴史が残る広島県宮島で、130年以上にわたり伝統技術を守り続けてきた宮島工芸製作所の木製杓子です。角盆作りで確立した立体加工の技法を応用し、握りやすい持ち手とご飯を掬いやすいなめらかな曲線を追求。中国地方に自生する山桜を熟練職人が無塗装で仕上げました。

 

伝統工芸品 山桜 無垢材 国産原料
  • サイズ・価格
    丸柄ナナメ 全長約20 ×幅6.4cm ¥1,320
    丸柄マル 全長約20 ×幅6.4cm ¥1,320
  • 配送
    常温
  • 産地
    広島県廿日市市
  • 素材
    山桜(無塗装)
  • 使用期限
    -
  • 保管方法
    風通しの良い場所で陰干し
  • 留意事項
    ・天然木のため木目や表情に違いがございます。また、サイズや重さにも若干の個体差が生じます。
    ・色味や木目はお選び頂けませんので予めご了承ください。
2024/4/18 撮影
商品の特徴

1.丈夫で水に強く、使い込むほどに赤みが深まる山桜製

日本固有種である山桜は、割れやカビの原因となる水分を吸いすぎないので、水回りの道具にぴったりな素材。⁨⁩高密度で堅く弾力がある木質のため、経年変化を楽しみながら長く気負わずに日常使いすることができます。宮島工芸製作所では広島県北や島根県南など宮島近郊に自生する山桜を使用し、無塗装で仕上げています。

2.木工技術の限界にチャレンジし続けた130年

明治時代の創業から続く長い歴史の中で、⁨⁩宮島工芸製作所は木工芸の伝統を守りさらに進化させていくために、様々な加工技術に挑戦してきました。欧米のカトラリーを参考にして、バターナイフやヘラ、サーバーなどを木工で再現できないかとその形状や製法を徹底的に研究。そうして培われた類まれな立体加工の技術は、宮島工芸製作所のチャレンジ精神の象徴とも言えます。この杓子作りには、角盆作りで確立した技法や型が応用されており、機械製造では再現できないなめらかで有機的な曲線を安定的に生み出しています。

3.職人自ら米を炊き改良を重ねた、手に馴染む使い心地

熟練の職人が土鍋や炊飯器などで自ら米を炊き、実際に使用感を確かめながら試作を繰り返し、お客様と対話を重ねて使い心地を追求しました。しっかりと握りやすいように持ち手部分に丸みを持たせ、面の部分はご飯を集め取りやすい形状に。小回りの効くサイズ感で、程良い重量感が手にすっと馴染みます。

作り手紹介
作り手 image 1
宮島ではご飯をよそう杓文字(しゃもじ)のことを杓子と呼びます。厳島神社の建設で活躍した宮大工の精巧な技術が日用品に落とし込まれ、畑を耕すことを禁止されていた「神の島」の一大産業として独自に発展した木工芸。かつては30社近くあった同業者が次々と軒を下ろす中、宮島工芸製作所では、明治時代中期(1890年頃)の創業から現在まで島民の方々と共にものづくりを続けています。宮島で生まれ育ったという4代目の藤井さんは、代々伝わる伝統技術を大切に受け継ぎながら、新たな道具を生み出すべく今日も試行錯誤を続けています。
作り手
宮島工芸製作所 藤井佐武郎さん
https://miyajimakougei.com