焙煎 深煎り 玉締め絞り胡麻油(松本製油) ¥713
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焙煎 深煎り 玉締め絞り胡麻油(松本製油)

Table to Farmの選択の基準

江戸中期の圧搾原理を引き継ぐ伝統製法「玉締め搾り」を続けて76年。熟練職人が開放式煎り釜で焙煎した胡麻を、玉締め機で低圧力・低温で搾り、手作りの手漉き和紙で濾過して作った胡麻油です。胡麻本来の芳醇な香りと旨味、クリアな口当たりが料理を格段においしくします。

 

玉締め搾り 国内製造 低温圧搾 無添加
  • サイズ・価格
    180g ¥713
    450g ¥1,296
  • 配送
    常温
  • 産地
    埼玉県吉川市
  • 原材料
    ごま(アフリカ産)
  • アレルギー情報
    ごま
  • 賞味期限
    未開封で1年間、開封後は1〜2ヶ月を目安にご使用ください
  • 保存方法
    直射日光を避けて常温保存
  • 留意事項
    沈殿物を生ずる場合があります。また冬には油が凍結することもありますが、油の成分ですので品質には問題ございません。凍結の状態は、もやもや→白濁→シャーベット状→凍結となります。

食品栄養成分表示 ※大さじ1杯(14g)あたり

  • エネルギー
    126kcal
  • タンパク質
    0.0g
  • 脂質
    14g
  • 炭水化物
    0.0g
  • 食塩相当量
    0.0g
2024/3/15 撮影
商品の特徴

1. 低温圧搾で、風味をまっすぐ表現した深煎り玉締め胡麻油

ごま本来の風味や成分を最大限残すために、昔ながらの玉締め機で低温圧搾した胡麻油です。原料には、旨味や香りの良い中南米やアフリカ産のごまを厳選して使用。雑味や焦げ臭さが残らないように、煙と熱を逃せる開放式の煎り釜で焙煎しています。深煎りならではのナッツのような芳醇な香りやコクはありながらも、主張しすぎず、料理に寄り添ってくれるまろやかな味わいです。

2. 国内にわずか10軒、伝統の玉締め搾りによる油作り

玉締め搾りは、江戸中期の立木式(クサビ型加圧)という原理を引き継いでいる製法です。圧力が低いので抽出に時間はかかりますが、摩擦熱が上がりにくいため胡麻の風味を損ないません。戦後、効率を優先した製油会社は、圧搾時の温度が40〜80°Cまで上がるとされる約5倍速の連続スクリュープレス方式に次々と切り替えていきましたが、松本製油では創業から76年間変わらない伝統製法を継承。熟練職人が10台の玉締め機を巧みに操り、常温(15~30℃)に抑えて圧搾しています。

3. 手漉き和紙でじっくり濾過し、本来の旨味をそのままに

松本製油では、ご飯粒を糊にして自家製の手漉き和紙を筒状に貼り合わせ、そこに圧搾後の油を通して時間をかけて濾過。このひと工夫が搾りたての旨味や香りを最大限活かし、おいしさの素を守っています。焙煎後に胡麻を蒸すための木桶や竹ざるや、玉締め機にセットして搾り粕を受け止める麻袋など、創業当時から使い続けているこれらの道具も松本製油の油作りを語る上で欠かせない要素の1つ。製造元が閉業してしまった物は自分たちで新たに作り、手入れを繰り返しながら、変わらぬおいしさをお客様の元へお届けしています。

作り手紹介
作り手 image 1
近年まで「淡口」一筋だったという松本製油。親交のあった同業者から廃業を機に、その店の深煎りの味を受け継ぎ、2種類のごま油を作り始めたのだそうです。「この昔ながらのものづくりを後世に残し、たくさんの人に味わっていただきたい」と話してくださった関根さん。朗らかなお人柄とともに、長きにわたって伝統を守り続けている覚悟や静かな情熱を感じました。現在、玉締め機で搾った胡麻油は国内製造量全体の1%にも満たないとか。同業者との横のつながりも深く、社内には勤続歴の長い職人さんが多いそうで、そうやって一丸となって未来へバトンを繋いできてくださった方々に想いを馳せ、食文化のあたたかさに触れた旅となりました。
作り手
松本製油 関根太郎さん