いぐさの鍋敷き(須浪亨商店) ¥1,980
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いぐさの鍋敷き(須浪亨商店)

Table to Farmの選択の基準

いぐさ産業の名地である岡山県倉敷市で創業して138年、須浪亨(すなみとおる)商店による手編みの鍋敷きです。家庭内職という文化の中で受け継がれた日常の道具を5代目がさらに洗練させ、民藝品としての美しさと使い心地を追求。内側の芯までがっちりといぐさが編み込まれ、自然な丸みが手によく馴染みます。


国産原料 いぐさ 手編み 受注生産
  • サイズ・価格
    小 外径16 x内径8 x高さ3cm ¥1,980
    中 外径18 x内径10 x高さ3cm ¥2,640
    大 外径21.5 x内径12 x高さ3.5 cm ¥3,300
  • 配送
    常温
  • 産地
    岡山県倉敷市
  • 素材
    いぐさ
  • 使用期限
    -
  • 保管方法
    風通しの良い場所で陰干し
  • 留意事項
    ・天然素材を用いて手作業でお作りしているため、形の歪み、サイズや重量に多少の差がございます。
    ・色合いも1点1点異なります。薄茶色へ経年変化する様子もお楽しみください。
2024/4/19 撮影
商品の特徴

1.創業138年、倉敷で“いぐさ”の手仕事を継ぐ最後の一軒

江戸時代をピークにかつてはいぐさの名産地として知られ、花ござの発祥地でもある岡山県倉敷市。買い物カゴや鍋敷きなどいぐさを使った日用品作りが当たり前に各家庭に根付いていましたが、高度経済成長期により農地や作り手が減少していきました。現在、須浪亨商店は、職人の手仕事でいぐさの鍋敷き作りを守り続けている倉敷唯一のお店です。

2.弥生時代から日本人の暮らしに寄り添う“いぐさ”

いぐさには無数の気孔があり、湿度を調整することでカビや細菌の増加を抑えてくれる素材。ほっと癒される自然な色合いや香りも特徴的で、いぐさ製の敷物は弥生時代から日本人の暮らしに寄り添ってきました。使い込むほどに風合いが増し、その変化を長く楽しめるのも魅力です。須浪亨商店では、いぐさの一大産地である熊本県産のものを使っています。

3.祖母から受け継いだ技法を時代に合わせて進化

5代目である隆貴さんの編み方は、幼少期からお祖母様を手伝って習得した技法がベースとなっています。加えて、西洋で広まった船乗り式の縄の結び方や、生活の中で使い愛でるための東洋の編み物の手法を研究し、結びの強度と美しさの両立を目指してデザインを改良。きっちり揃った網目が鍋を受け止め、手仕事ながら安定感のある造りを実現しています。

作り手紹介
作り手 image 1
1886年の創業から「花ござ」や「いかご」などいぐさを使った日常の道具を作り続けてきた須浪亨商店。5代目の隆貴さんも会社勤めの傍ら副業としていぐさを編み続けていましたが、大好きなサッカー中継を見ながらものづくりが続けられる最高の環境にふと気付き、専業の職人としてこの道を極めることを決意したのだそうです。仕事着はお気に入りのサッカーチームのユニフォーム。とにかく楽しくものづくりに取り組む姿が印象的で、工房には個人的に集めた民藝品のコレクションのそばに、ゲームやスポーツグッズなど趣味の物も溢れ、様々な「好き」が詰まった空間となっていました。
作り手
須浪亨商店 須浪隆貴さん
https://maruhyaku-design.com