農薬を使わない梅干し(深見梅店) ¥1,080
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農薬を使わない梅干し(深見梅店)

Table to Farmの選択の基準

世界遺産熊野古道の玄関口・紀州口熊野で創業84年を迎える深見梅店。種子から自然に発芽した実生(みしょう)の苗を有機栽培で育て、完熟南高梅だけで作った梅干しです。収穫当日のうちに、樽の中で梅1つ1つが満遍なく呼吸できるように塩を均等に並べて漬け込み、3年熟成。うす塩で酸味の中にまろやかさがあるやさしい味わいです。

 

白干梅 有機栽培 実生 天日干し 3年熟成 無添加 化学肥料不使用 農薬不使用
  • 内容量・価格
    100g ¥1,080
    350g ¥3,240
  • 配送
    常温
  • 産地
    和歌山県西牟婁郡
  • 原材料
    梅、塩
  • アレルギー表記
  • 賞味期限
    製造日から1年
  • 保存方法
    ・開封前は直射日光や高温多湿を避け、風通しが良く温度変化の少ない冷暗所で保存してく‬ださい。
    ・開封後は冷蔵庫での保管をおすすめしています。
     

食品栄養成分表示 ※100gあたり

  • エネルギー
    31.7kcal
  • タンパク質
    0.77g
  • 脂質
    1.74g
  • 炭水化物
    5.38g
  • ナトリウム
    9.3g
  • 食塩相当量
    22g
2024/10/3 撮影
商品の特徴

1. 豊かな自然の循環の中で育む「実生の梅」

深見梅店で育てている梅は20種類以上。そのすべてが、種子から自然に発芽して育った大変希少な実生(みしょう)の木です。接木した場合に比べるとそれぞれの木が実をつける量にばらつきはありますが、梅林全体の中での役割の違いと捉え、あるがままの自然に近い形を大切にしています。さらに「実は3割残して収穫する」という2代目の教えを遵守。梅干しの種を土に還すことで、猪やカラスが殻を割り、キノコの菌が分解し、微生物が豊かになり、梅の木の養分をつくる。そんな循環の中で梅の栽培を続けています。

2. 代々20年かけて辿り着いた究極の塩漬け技術

毎年さまざまな創意工夫を凝らしていましたが、ある時を境に梅酢の色がクリアになり、追い求めていたおいしい梅干しができあがりました。その秘訣は、実を収穫したその日のうちに、樽の中で梅1つ1つが満遍なく呼吸ができるよう、塩を均等に並べるというもの。そうして完熟南高梅を約3ヶ月漬け込み、天候を見ながら数日干し、3年寝かせた無添加の梅干しは、塩気のカドがとれてまろやかに。しっかり酸っぱいけれどやさしい味わいです。

3. 自然と人の健康を想い、有機栽培を続けて11年

梅の名産地である紀州地域の中でも、有機栽培や自然栽培を行っているのはわずか数社。そんな中、深見梅店の4代目・優さんは「皮ごと漬け込むものだからこそ」という食べ手の健康への想いから、無農薬・無化学肥料での梅栽培をスタート。自社農園は2013年から有機JAS認定を毎年更新しています。また関心を寄せる地元農家の後押しなればと、有機栽培にチャレンジする農家から梅を全量買い取るなど、業界に新しい選択肢を提案しています。

作り手紹介
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深見梅店 深見優さん
もともとは梅農家としてスタートしたという深見梅店。そんな80年以上続く名店の4代目であり一家の父として、優さんは改めてその原点に戻り、梅の栽培に目を向けている最中なのだそうです。「自分の選んだ方法以外を否定したいのでは無くて。どんな栽培や加工方法であれ、お客様が『いいな』と感じたものを自由に選べるようにしたい、そして選んでもらえる梅を作れるようになりたいと思っています」。一方の考えを押し付けることなく、他の選択肢も認めながら、自分にとって理想的な梅を粛々と追求し続けている優さん。長い歴史を持つ梅の名産地だからこその障壁もあることと想像しますが、愛情深さと情熱でさらなるおいしさをきっと届けてくれる、そう思わせてくれた生産者さんです。
作り手
https://www.fukami.co.jp