七角利久箸(大黒屋) ¥11,000
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七角利久箸(大黒屋)

Table to Farmの選択の基準

東京都墨田区で江戸木箸を作り続けて35年。「使い手に一番合う箸を」という想いの元、七角箸を日本で初めて生み出した大黒屋の七角利久箸です。熟練職人が手仕事で削り出した「喰い先一寸」の絶妙な口当たりの良さと、重厚で歪みに強い、木製ならではの安定感やあたたかい風合いが魅力です。

 

縞黒檀 鉄木 手削り 本漆
  • サイズ・価格
    縞黒檀(摺り漆仕上げ)長さ 23.5cm ¥11,000
    鉄木(摺り漆仕上げ)長さ 23.5cm ¥7,150
  • 配送
    常温
  • 産地
    東京都墨田区
  • 原材料
    縞黒檀、鉄木
  • 使用期限
    -
  • 保存方法
    浸け置きは避け、洗った後はしっかり乾かして保管
  • 留意事項
    天然素材を用いて手作業で製作しているため、模様や色合いに多少の差がございます。自然の生み出す模様の違いもお楽しみください。
2024/7/12 撮影
商品の特徴

1. 抜群の安定感と握り心地を追求、大黒屋考案の七角箸

親指・人差し指・中指が一面ずつきれいに収まる七角形に削り、指の延長のように食材をつまめる使い心地を追求した「七角箸」は、大黒屋初代の竹田勝彦さんが箸業界に衝撃を走らせた発明品。この箸は、そんな唯一無二の七角形をベースに、両端を細くして流線型にする「利久」という削り方と組み合わせることで、より重心が取りやすく握りやすい「七角利久箸」として仕上げました。素材は、希少な唐木三大銘木の1つで木肌が滑らかな縞黒檀(しまこくたん)と、名の通り頑丈で重く耐水性のある鉄木(てつぼく)の2種類をご用意いただきました。

2. 手先の感覚だけで削り出す「喰い先一寸」

大黒屋では「喰い先」と呼ばれる先端3cmの口当たりの良さを徹底し、料理を口に運んだ際の違和感を抑えて食事の邪魔をしないように、細く硬く尖り過ぎない絶妙な仕上がりにこだわっています。多くの文化人や料理人から愛されるその繊細さは「料理の味を変える」とも言われるほど。大黒屋発祥の五角箸や七角箸など、360度で割り切ることのできない角度でも、手先の感覚だけを頼りに、直径数ミリまでしっかり五角や七角に削り上げています。

3. 江戸100年の伝統を昇華させた第一人者

江戸時代の御家人が内職で始めた竹箸作りをルーツに、大正初期に素材が木に代わり、下町の伝統工芸品として100年以上継承されてきた木箸。形は四角や丸型が主流でしたが、大黒屋では木材本来の良さを生かす伝統的な魅力はそのままに、幅広い長さ・太さ・重さにチャレンジし、より使いやすく握りやすい形状を追求。これを新たに「江戸木箸」と命名し、「相手が変われば道具も変わる。料理や使い手によってさまざまな箸があっていい」と考えた竹田さんのものづくりは、多くの職人に影響を与えました。

作り手紹介
作り手 image 1
大黒屋は、食器問屋のセールスマンとして働いていた竹田勝彦さんが一念発起して創業。「職人や機械が作りやすい形状ではなく、使う人の手に合う形状の箸が作りたい」と、弟子入りはせずすべて独学で道を極めました。現在は2代目の丸川徳人さんが削りから漆塗りまでの全工程を担い、五角、六角、七角、八角、丸形、小判、変形など200種近くの箸を製作しています。木材の重さ、柔らかさ、耐水性などの性質を見極め、25年に渡り磨き続けているその高い技術力から、地元墨田区の産業を支える技術者として「すみだマイスター」にも選出。研究熱心で愛情深く、お箸オタクな職人さんです。
作り手
大黒屋 丸川徳人さん
https://www.edokibashi-daikokuya.com/