純米富士酢(飯尾醸造) ¥648
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純米富士酢(飯尾醸造)

Table to Farmの選択の基準

日本三景の天橋立で知られる、日本海に面した自然豊かな京都府宮津市で創業して131年。飯尾醸造は、全国有数の原料栽培から醸造までの一貫生産を続けているお酢屋。地元農家と共に米を作り、日本酒を醸し、菌の力で自然発酵させて造ったこの純米酢は、酸味だけではなく味に深みがあり、まろやかでコクを感じる一品です。

 

種酢継ぎ 自家製米麹 由良ヶ岳伏流水 国産原料 有機栽培 自社栽培 静置発酵 無添加 農薬不使用 化学肥料不使用
  • 内容量・価格
    360ml ¥648
    500ml ¥864
  • 配送
    常温
  • 産地
    京都府宮津市
  • 原材料
    米(京都府丹後産)
  • アレルギー情報
    -
  • 賞味期限
    製造日より2年
  • 保存方法
    直射日光の当たらない場所で常温保存
  • 留意事項
    開栓後、空気中の酢酸菌により浮遊物が生じ風味が劣化することがあります。キャップをきちんと閉めて保管ください。

食品栄養成分表示 ※100gあたり

  • エネルギー
    16kcal
  • タンパク質
    0.3g
  • 脂質
    0g
  • 炭水化物
    4.8g
  • 食塩相当量
    0.003g
2023/11/2 撮影
商品の特徴

1.5倍の米量と継ぎ足し種酢による、濃厚でコク深い純米酢

丹後の里山で育った新米、自家製の米麹、山から湧き出た伏流水で造った“酢もと諸味”(酒)をベースに、代々継ぎ足してきた種酢と蔵に住み着いた菌の力で自然に発酵・熟成させた純米酢です。酢1Lにつき米の使用量が200gという、米酢と表示できる基準値の5倍ものお米を使うことで、旨味が濃厚でコクのある深い味わいに。芳醇な香りが食欲をそそります。

2.おいしい酢はおいしい米から

昭和30年代、戦時の食糧難から禁止されていた米酢造りの解禁と同時に、田んぼには毒性の強い農薬が撒かれるように。生き物が姿を消した光景に衝撃を受けた3代目・輝之介さんは「無農薬のお米から酢を造りたい」と決意。地元の生産者を一軒一軒回って2年間交渉し、以来飯尾醸造では京都宮津産の無農薬米だけを原料に使い、高齢化により手放すことになった棚田を借り受けて蔵人自ら米作りを行うなど、生産者や地域と共に美しい農業の風景の守り続けています。

3.酢造り131年の伝統と未来を守る老舗蔵

毎年冬になると杜氏が約100日かけて麹、酒母、酢もと諸味を仕込みます。そして水と種酢と酢もと諸味をタンクに入れ、酢酸菌が自然に表面発酵するのを待つこと100日。さらに300日かけて何度もタンクからタンクへ移し替えて空気に触れながら熟成させることで、よりまろやかな風味に仕上げています。酒造りは泊まり込み作業が当たり前とされてきましたが、「若手がものづくりに挑戦できる環境を育みたい」という想いから、飯尾醸造では週休2日可能な体制を実現。創業当時の技と想いを受け継ぎ進化させながら、味には一切妥協せず、常識に捉われない酢造りを続けています。

作り手紹介
作り手 image 1
由緒ある蔵は中に入るととても心地が良く、伝統的な製法による酢造りの始まりから終わりまでを体感できる、生きる博物館のような場所でした。現在国内にある400社余りの食酢メーカーのうち、自社で製造設備を持っているのは約100社。その中でも飯尾醸造のように、原料である米作りから携わり、酢もと諸味を醸して酢を造っているところはほとんどありません。5代目の彰浩さんは、渡米して飲料業界に携わったのちに蔵を後継。食の造詣が深くおいしさを追求しながらも、お客様から届いたメッセージを作業場のタンクの側面に掲示したり、古民家を改修してレストランを手掛けるなど、ものづくりのその先を考え、地元丹後から日本の食文化を盛り上げていく様々なアイデアを実行されています。
作り手
飯尾醸造 飯尾彰浩さん
https://www.iio-jozo.co.jp