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純米料理酒 おおごっつお(澤田酒造) ¥1,447
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純米料理酒 おおごっつお(澤田酒造)

Table to Farmの選択の基準

愛知県常滑市にある澤田酒造は、江戸後期1848年創業。和釜に木甑(きごしき)を乗せて酒米を蒸し、麹の種付けには麹蓋(こうじぶた)を使うという、清酒(他の日本酒)と同じ昔ながらの製法で時間をかけて丁寧に造られた「飲んでも美味しい」純米料理酒です。たった大さじ1杯を料理に加えるだけで、驚くほどしっかり味が決まると重宝されています。その秘密は、地元知多半島で育てられた減農薬酒米「若水」を使い、醪 (もろみ)を造る際に甘さと旨みをしっかりと出すための四段仕込みを経ているから。少量でもしっかりとした味わいを生み、素材本来の美味しさを引き立てます。

原料国産 減農薬米使用 四段仕込み 速醸元
  • サイズ・価格
    720ml ¥ 1447
  • 配送
    常温
  • 産地
    愛知県常滑市
  • 原材料
    米(愛知県産若水100%、精米歩合70%)、米こうじ(国産米)
  • 賞味期限
    お届けする商品の賞味期限は、出荷時点で最低1ヶ月以上保証しております。開封後は冷蔵庫に入れてお早めにお召し上がりください。(賞味期限|2026.01.08)
  • 保存方法
    常温(冷暗所)で保存してください。開栓後はなるべくお早めにお召し上がり下さい。
  • 留意事項
    アルコール分 15度以上16度未満
    日本酒は、保存温度や時間の経過とともに、色が黄色みをおび、香りや味わいに独特のナッツや紹興酒のような香りがしてくる場合がございます。これは、熟成したお酒の特徴です。色や香りが熟成することでの人体への影響はありません。(アルコールの人体への影響は除く。)
    ※20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。20歳未満の者に対しては酒類を販売しません。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。

食品栄養成分表示 ※100gあたり

  • エネルギー
    103.0kcal
  • タンパク質
    0.4g
  • 脂質
    0g
  • 炭水化物
    3.6g
  • 食塩相当量
    0.01g
商品の特徴

1.大さじ1杯で決まる、甘みと旨味をたたえた「四段仕込み」純米料理酒

「おおごっつぉ」は、清酒と同じ昔ながらの製法で丁寧に造られた”そのまま飲んで美味しい”純米料理酒です。アルコール度数は15、しっかりとした甘みやコク深い旨みが特徴。大さじ1杯を料理に使うだけで肉や魚の生臭さを消して旨みを引き出し、素材本来の風味そのままに料理をワンランク上の仕上がりに整えてくれます。甘みと旨みが強い秘密は、醪 (もろみ)造りにおいて通常「三段仕込み」で造る工程の最後に、溶かした蒸し米を加える「四段仕込み」だから。ひとさじで生まれる滋味深い味わいを、ぜひお試しください。

2.減農薬酒米「若水」100%を使用した「総はぜ麹」が引き出す深い旨味

原料には、知多半島で減農薬栽培された契約米「若水(わかみず)」を100%使用。そのまま飲んでも豊かな旨みを感じられるのは、仕込みに「総はぜ麹」を使っているから。総はぜ麹は日本酒造りで使う麹の種類のひとつで、お米の表面を白い菌糸がしっかりと覆い、粒のすみずみまで麹菌が広がっているのが特徴とされています。米のでんぷんやたんぱく質をしっかり分解し、糖分やアミノ酸を豊かに生成することで、自然なコクと甘み、そして奥深い旨味が酒に溶け込んで、料理の味をしっかりと支えてくれます。煮物や出汁料理にはコクを、焼き物や炒め物には香ばしさを引き立て、少量でも料理全体の輪郭を際立たせる確かな調味料。お酒としてそのまま味わっても、やわらかな旨味と広がりのある余韻を楽しめる1本で、日々の料理を格上げする常備したくなる料理酒です。

3.高温多湿な気候が育んだ発酵文化と尾張藩政下で栄えた酒造業

知多半島は、西は伊勢湾、東は三河湾と穏やかな湾に囲まれ、肥沃な土壌と温暖な気候により、古くから米づくりが行われてきました。木曽三川からは上質な材木がもたらされ、甑(こしき)や木桶などの道具にも恵まれました。冬季は関ヶ原に雪を降らせる「伊吹おろし」の寒風が半島にまで吹き抜け、酒蔵の内部まで冷たさを染み渡らせるなど、酒造りに適した環境がそろっていました。さらに知多半島は本土から突き出ているため小さな船が行き来しやすく「天然の良港」として栄え、風も味方につけて短い日数で江戸に物資を送れる利点もありました。江戸時代は尾張藩が徳川幕府「御三家」の筆頭格で、江戸への酒類出荷の優遇を受けていたこともあり、酒造業がより盛り上がりを見せます。1871年(明治4年)には知多半島だけで227軒もの酒蔵があり、発酵食品を軸に独特の食文化が根付いていきました。

作り手紹介
作り手 image 1
澤田酒造は創業以来、三度の大きな窮地から立ち上がってきました。江戸後期の東南海地震と1944年(昭和19年)の第二次世界大戦下の地震で被災、そして2020年(令和2年)11月27日、酒蔵の心臓部と称される麹室(こうじむろ)の全焼です。黒煙が立ちこめる様子を愕然とみていたのは6代目の薫さん。再建までのあいだは、愛知と三重の4社が麹製造を引き受けてくれ、窮地を脱しました。「皆さまより多くの激励とご支援を受けて、2021年8月に新しい麹室を再建できました」と語る凛とした声から、発酵食文化圏を支えるすべてのひとへの感謝の気持ちが伝わってきました。 「そのまま飲める美味しい料理酒を、これからも造っていきたいんです」。取材時にそう言って笑顔を見せた薫さんと、公私共にパートナーの英敏さん。一般的な料理酒には塩が加えられているため、料理の塩味を調整できません。おおごっつぉには塩は入っていないので、飲んでも美味しい。ただ、それだと「酒類」に該当してしまうため、日々使うものだからこそ高価になりすぎないよう試行錯誤を重ねました。酒米を磨きすぎないことで、しっかり旨みが出るように味に幅を持たせるように。少しの量でも料理の旨みを引き出せる料理酒を完成させました。一般的には「いい料理酒」の定義が曖昧です。澤田酒造は、だからこそ、原材料・生産者・栽培方法・製造方法がすべて説明できる料理酒を、これからも自然と調和しながら、伝統製法で取り組み続けます。
作り手
澤田酒造株式会社 澤田 薫さん、澤田 英敏さん
https://hakurou.com/