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有機八丁味噌(まるや八丁味噌) ¥1,404
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有機八丁味噌(まるや八丁味噌)

Table to Farmの選択の基準

創業より680年超の歴史を持つまるや八丁味噌は愛知県岡崎市・八丁町に蔵を構え、三河の恵みを生かして伝統の味噌を製造しています。原料は三河産大豆、神水、塩のみ。大豆を蒸して作ったこぶし大の豆麹を木桶に仕込み、職人の手で丁寧に石積みを施し2〜3年(二夏二冬)の月日をかけて天然醸造。仕込む水分量はごくわずか、嫌気環境がもたらす乳酸菌と蔵に住み着く菌類の力によりふくよかな酸味が生まれるのが特徴です。長期熟成することで酸味や苦味、渋みが調和して角がとれ、深いコクとまろやかさが際立つ味噌に育ちます。これだけの味噌汁はもちろん、米・麦味噌に旨みや酸味を増すアクセントとして合わせたり、キュウリなどの生野菜にディップしたり、肉味噌や田楽などにアレンジしたりと、奥行きある豊かな味わいを多彩にお楽しみください。

2年熟成 天然醸造 木桶仕込み 大玉大豆麹製法 国産原料 有機認証 無添加 グルテンフリー
  • サイズ・価格
    400g 1,404円(税込)
  • 配送
    常温
  • 産地
    愛知県岡崎市
  • 原材料
    大豆(愛知県産)・食塩
  • 賞味期限
    お届けする商品の賞味期限は、出荷時点で最低6ヶ月以上保証しております。開封後はお早めにお召し上がりください。
  • 保存方法
    開封前は直射日光をさけ常温保存。開封後は密閉して冷暗所もしくは冷蔵庫で保存してください。

食品栄養成分表示 ※100gあたり

  • エネルギー
    253kcal
  • タンパク質
    19.7
  • 脂質
    10.0g
  • 炭水化物
    21.0g
  • 食塩相当量
    9.9g
商品の特徴

1.300年以上続く伝統製法で長期熟成される、コクと旨みが凝縮した八丁味噌

まるや八丁味噌の蔵は、徳川家康が生誕した岡崎城から八丁の距離にあり、江戸時代から300年以上続く伝統製法を守って仕込まれています。原料は大豆と塩だけ。蒸した大豆をこぶしの大きさに丸めて独自の麹菌をまとわせて作った豆麹を、150年以上受け継がれてきた巨大な木桶に仕込みます。職人により均し、踏み固めて、均しを繰り返して余分な空気を抜いていきます。その上には約500個もの丸石が整然と美しく、円錐状に積み上げられた石垣。約3トンにもなる重さで圧をかけ続け、2〜3年(二夏二冬)かけて、蔵のなかで何百年もの代替わりして生き続ける菌の助けを借りて発酵・熟成します。豆麹のなかが酸素が少ない状態(嫌気環境)になることによって乳酸菌が発生しやすくなり、ph値4.5と弱酸性に傾くことでもたらされるのは、ふくよかな酸味。石積みの強い圧で、たまり醤油になるはずの液体が味噌のなかにじんわりと染み渡り、旨み・渋み・酸味・苦味すべてが凝縮・熟成された深いコクを持つ味噌が出来上がります。

2.三河産大豆と日本酒の天然井戸水でつくる、年1桶限定の希少な八丁味噌

「三河産大豆と神水仕込みの八丁味噌」は、年間わずか1桶だけしか作らない希少な味噌。原料の大豆と水は、どちらも岡崎市三河地方にゆかりのある作り手が、まるや八丁味噌代表・浅井信太郎さんの地元への想いに共感して提供したものです。大豆は、マルミファーム代表・杉浦実さんが丹精込めて育てた一等級のフクユタカ。水は、1830年創業の酒蔵・柴田酒造場の代表・柴田秀和さんが、日本酒仕込みに使う天然井戸水、硬度0.2の超軟水「神水(かんずい)」。このプレミアムな味噌は、浅井さんが地元への感謝を伝えたいと始めた「三河プロジェクト」から生まれました。気候風土に育まれた三河の恵みと、伝統の八丁味噌製法が重なり、手間と時間をかけて生まれた唯一無二の味。小さじ1で料理の印象を変える、滋味深い旨みが特徴です。

3.伝統の味噌作りに欠かせない木桶文化を、次世代へつなぐ

八丁味噌を仕込む木桶は、直径・高さともに2メートル近い巨大なもの。300年にわたる伝統の味を支え続けてくれたなくてはならない存在です。しかし近年、大型木桶を新たに製造できる職人はおらず、大阪・堺市で製造する日本唯一の1社のみ。2020年に廃業の知らせが届いたとき、まるや八丁味噌は動きます。木桶文化を途絶えさせることなく未来へ繋いでいくために、毎年木桶を発注し続けるという選択をしました。現在ではその知恵と技術が一堂に会する機会が増え、2012年から香川県小豆島で開催されている木桶職人復活プロジェクトをはじめとして、各地で一定の需要が戻ってくるようになりました。木桶文化を、未来に。それは680年超にわたる長い年月を受け継いできた八丁味噌の味を次世代につなぐという強い意志が伝わってきます。

作り手紹介
作り手 image 1
1337年創業、680年以上の歴史を誇る「まるや八丁味噌」。八丁味噌の名は、まるやがある場所が岡崎城から西へ”八丁”(約870メートル)の距離にあったことに由来しています。まるやは、旧東海道を挟んで並びたつもうひとつの八丁味噌製造会社である「カクキュー八丁味噌」とともに互いに高めあいながら切磋琢磨して伝統製法を守り続けてきました。2005年、2社で「八丁味噌協同組合」を発足し、若い世代や世界に向けて伝統の八丁味噌を発信。なかでも蔵見学は国内外から多くの人が訪れています。 しかし2017年、2社によって守られてきた伝統製法の八丁味噌が危機にさらされる事態に。農林水産省が、地域の伝統や特性に根ざした農林水産物や食品の名称を知的財産として保護する制度「地理的表示保護制度(GI制度)」で、伝統製法で作られていない”八丁味噌”を認定したためです。まるや八丁味噌代表・浅井信太郎さんはカクキューと連携して、認定内容について異を唱え、伝統的製法の意義を訴えます。ところが、2024年の最高裁判決は不本意な結果に。その後も浅井さんは「伝統文化を守るために」あきらめることなく主張し続け、2025年1月、2社の八丁味噌がGI産品として認められました。 「先代が脈々と築き上げてきた伝統や文化を、未来へ繋いでいくために精進するのみ」と浅井さんは話します。それは1721年に書かれたとされる八丁味噌の「仕込み帳」を忠実に守り、粛々と作り続けてきた揺るぎないまるやの自負そのもの。江戸時代から続く味噌蔵、木桶、石、住みつく菌や微生物、そして技術を受け継ぐ職人ーー。どれひとつ欠けても伝統の八丁味噌は語れません。芯の強さとしなやかさを併せ持つ浅井さんの揺るぎない信念から、まるやの変わらない味の原点がうかがえます。
作り手
株式会社まるや八丁味噌 浅井 信太郎さん
https://www.8miso.co.jp/