じゃがいも(岩崎政利)
西日本では知られる「ニシユタカ」という品種ですが、一般的な「ニシユタカ」よりもねっとりとした食感とおだやかな甘みで、どんな料理にも合います。熟成が進むにつれ凝縮感が増し、濃い味わいに。煮崩れしにくいので煮物やシチュー、カレーにもぴったり。きんぴらごぼうのように粗目の千切りにしてフライパンに加えて油で炒め、ちょっときつね色になったぐらいで火を止めて、仕上げに塩をぱらり。超絶簡単な一皿がごちそうになります。
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サイズ・価格350g ¥476
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配送夏場(5月〜10月)は冷蔵。冬場(11月〜4月)は常温。
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産地長崎県雲仙市
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品種ニシユタカ 種継ぎ
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栽培方法育苗/栽培期間中ともに農薬・化学肥料不使用
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保存方法Table to Farmでは鮮度を長持ちさせる「オーラパック」に梱包し出荷しています。お届け後も「オーラパック」に入れての保管をおすすめします。
・より長持ちさせるために じゃがいもは温度変化や日光に当たることで発芽しやすくなります。夏場は新聞紙やキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて野菜室で保存。冬場は通気性の良い冷暗所での保存をおすすめします。 -
留意事項・効率的な流通の為の規格ではなく、畑そのままに、様々な形や大きさもその野菜の個性として捉え、お届けしています。
・野菜が自然に熟成していく過程の色や味の変化も感じて頂きたく、市場では流通しない熟成過程のお野菜もお届けしています。品質に問題はありません。
・品質に問題が無い程度のこすれや虫喰いによる傷は自然の中でたくましく育った証と捉え、お届けしています。
・農薬不使用で多様な生物と共存して育った野菜のため、出荷時には細心の注意を払っておりますが、稀に虫が混入する場合もあります。











1. 種と在来種の野菜に真摯に向き合ってきた“自家採種”農家のパイオニア
長崎県雲仙市吾妻町の肥沃な大地で40年以上、育てた作物から採種して野菜を育てている農家・岩崎政利さん。種苗会社から種を買うのが当たり前だった時代に、手間のかかる自家採種を始め、昔ながらの農業を実践しています。自家採種することで風土にあった種から生まれるおいしい野菜を育て、農業の近代化によって消え失せる種を守っています。岩崎さんが同じように情熱を注いできたのが、在来種の野菜を育てること。何十年、何百年とその土地で守られ、大切に育てられてきた在来種の野菜の多様性にあふれたおいしさを伝えたいと、「黒田五寸ニンジン」「雲仙こぶ高菜」「雲仙冬菜」「平家大根」など、年間50種類以上の在来種の野菜を栽培。地元雲仙のみならず、全国からご縁があって届いた在来種の野菜の種は、岩崎さんが手塩にかけ、20年以上かけて雲仙の土地や環境、風土になじんだ唯一無二の野菜の味わいとなります。
2. プロの料理人たちが魅了される力強い野菜の味わい
岩崎さんが作る野菜は、「力強く、エネルギーにあふれている」と、食べた人たちは口を揃えて言います。東京で料理人として活躍していた原川慎一郎さんもその一人。岩崎さんの野菜を中心に扱ったレストランをやりたいと、雲仙に移住し「BEARD(ビアード)」をオープンしました。プロのようには調理できなくても、野菜そのものの味わいを生かしたシンプルな料理で本領を発揮するのが岩崎さんの野菜。焼いたり、蒸したり、ゆでたり、生でも。少量の塩と油で味付けすれば、滋味深いおいしさが堪能できます。
3.土、人、種、微生物など生き物との調和を畑のなかに再現
雑木林の生態系を見てあみだした、自然の力を利用した独自の農法を実践。雑木林の土は積もった落ち葉が微生物によって分解され、耕さなくてもふかふかの土に変わります。異なる野菜の共生栽培など試行錯誤の結果、「共生」「不耕起」「微生物」「種」という4つの基盤となる農法にたどり着きました。有機的な肥料などは極力投入せず、畑の中で自然に土壌を循環させて生産していく農法で、元気な野菜を育てています。