自然循環栽培|1℃熟成にんじん(中村農園)
福岡県久留米市で有機栽培により育てられたニンジン。フレッシュな香りの高さが魅力で、サラダなど生のまま食べると、より強く香りを感じられます。収穫後すぐに1℃の低温で長期熟成されたニンジンは、野菜本来が持つ甘みが引き出されいて、熱を加えると蜜っぽい風味を感じられます。また田んぼで野菜を育てるという珍しい栽培方法に取り組んでおり、粘土質で硬めの土壌でたくましく育ったニンジンは煮崩れしにくく、味も濃厚です。大きめにカットしてカレーやシチューの具にしたり、煮物にしても存在感は抜群。しっかりとした風味を生かして、野菜出汁として活用するのもおすすめです。
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サイズ・価格330g ¥508(税込)
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配送夏場(5月〜10月)は冷蔵。冬場(11月〜4月)は常温。
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産地福岡県久留米市
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品種向陽二号 (F1)・楽陽(F1)
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栽培方法育苗/栽培期間中ともに農薬・化学肥料不使用
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保存方法Table to Farmでは鮮度を長持ちさせる「オーラパック」に梱包し出荷しています。お届け後も「オーラパック」に入れての保管をおすすめします。
・より長持ちさせるために
土付きの根菜は土付きのまま保存し、新聞紙やキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れ、野菜室では立てて保存をおすすめします。 -
留意事項・効率的な流通の為の規格ではなく、畑そのままに、様々な形や大きさもその野菜の個性として捉え、お届けしています。
・野菜が自然に熟成していく過程の色や味の変化も感じて頂きたく、市場では流通しない熟成過程のお野菜もお届けしています。品質に問題はありません。
・品質に問題が無い程度のこすれや虫喰いによる傷は自然の中でたくましく育った証と捉え、お届けしています。
・農薬不使用で多様な生物と共存して育った野菜のため、出荷時には細心の注意を払っておりますが、稀に虫が混入する場合もあります。
・鮮度の良い状態でお召し上がりいただくために、お届け予定日から3日以内でのお受け取りをお願いします。
1.九州一の大河・筑後川がつくった肥沃な大地が育む有機野菜
室町時代には「一夜川」と呼ばれた筑後川。これは「洪水でひと晩にして豊かな土地が荒地に変わってしまう」という言い伝えからついた名です。その名の通り、筑後川では度々氾濫が起き、農業に大きな打撃を与えてきましたが、同時に栄養やミネラル分豊富な土砂も流れこみ、やがて日本有数の肥沃な大地・筑後平野となりました。中村農園では筑後川が長い年月をかけて育んだ健やかで栄養豊富な土を守ろうと、60年ほど前から3代にわたって農薬や除草剤、化学肥料を使わずに米と多品目の野菜を栽培しています。自然の中でたくましく育った野菜は力強い風味をもち、「この野菜は本来、こんな味だったのか!」と驚かされます。
2.田んぼで野菜を栽培⁉︎ 泥炭地で育つからこそのパワフルな味
中村農園では秋に稲刈りを終えた田んぼで野菜の有機栽培を行っています。水田のかんがい水は山や川から流れてくる栄養を運び、豊かな土をつくります。中村農園では稲刈り後のもみ殻や有機肥料を田んぼに加えることで野菜が育ちやすい土壌を生み出し、ニンジンやゴボウ、ナスや空芯菜など多品目の野菜を栽培しています。一般的にニンジンやゴボウなどの根菜類は、水はけがよくサラサラした土のほうが根がまっすぐ、深く育つやすいといわれますが、田んぼで育つ根菜は泥炭をかきわけるようにして、力強く根を伸ばしていきます。いうなれば“タフ”な根菜です。その風味はパワフルで、煮込んでも崩れない強さがあります。
3.凍結する寸前の1℃で冷蔵保存。長期熟成が生み出す自然の甘み
ニンジンやゴボウなど、中村農園の根菜類のおいしさの特徴のひとつが甘み。特に加熱すると甘さが際立って、お子さまにも人気です。その秘密は常時1℃で冷蔵する長期熟成保存にあります。収穫後、土がついたまま低温で冷蔵保存することで湿気や光による劣化を防ぎ、鮮度を保ちます。凍結する寸前のギリギリの低温で保存された根菜は甘みが増し、うまみや香りもアップ。加熱するとニンジンは蜜のような強い甘みを、ゴボウはえぐみのない、やさしい甘みを感じられます。