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鉄打出し片手中華鍋 (山田工業所) ¥5,390
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鉄打出し片手中華鍋 (山田工業所)

Table to Farmの選択の基準

昭和32年創業、日本で唯一の「打ち出し製法」で鉄鍋づくりを続ける山田工業所が作る片手中華鍋。中華街の料理人が信頼する鉄鍋の熱伝導と蓄熱性の良さは、「炒める」「揚げる」「茹でる」「蒸す」と多彩な調理で活躍します。熱まわりの早い1.2mmの厚みは、家庭でも使いやすい軽さ。職人の手によって打ち出されているので丈夫で長持ち。表面に生まれた凹凸は油なじみをよくして使うほどに焦げつきにくく、鍋肌も黒く艶やかに育ち、お手入れもしやすくなっていきます。まずは強い火力で素早く仕上がるチャーハンや炒め物のおいしさを、体感してください。

国内製造 打ち出し製法
  • サイズ・価格
    ・27cm ¥5,390
    ・30cm ¥6,050
  • 配送
    常温
  • 産地
    神奈川県横浜市
  • 成分規格
    ・27cm|3~4人用 約 直径27.0cm 深さ8.0cm 板厚1.2mm 柄の長さ14.0cm 重さ820g
    ・30cm|3~4人用 約 直径30.0cm 深さ9.0cm 板厚1.2mm 柄の長さ14.0cm 重さ980g
  • 保存方法
    使用後は洗剤を使わず、お湯または水のみで洗い、表面の水分を完全に取り、なるべく油を塗り保管してください。水分がついていると錆びる原因となります。
  • 留意事項
    ・ご使用の前に同梱している取扱説明書をよくお読みのうえ、正しく使用してください。
    ひとつひとつ手作りのため、サイズ及び重量に若干の誤差が生じる場合がございます。
    ・こちらの商品は錆止めとしてニスではなく、食用油を薄く塗布してあります。ニスを取り除くための空焚きは不要です。ただし、使用前には油ならしは行ってください。
    ・鍋に調理した料理を長時間入れたままにしておくと鍋の腐食の原因となりますのでご注意ください。
    ・打出製法で作られているため、生産過程で傷や、溶接時の高温により色違い、及び鍋表面の黒皮の隔離などが生じる場合がございます。ご使用には問題はございませんので、ご安心ください。
商品の特徴

1.油なじみがよく焦げつきにくい。家庭でも万能に活躍する片手中華鍋

片手中華鍋は、鍋底のカーブが深く「炒める」「揚げる」「茹でる」「蒸す」までオールマイティーにこなす、頼れる道具。打ち出しによる微細な凹凸が油なじみと熱まわりの良さにつながり、炒めものはシャキッと、揚げものはカラリとした食感に仕上がります。特にチャーハンは、高温になった鉄鍋がしっとりとしたなかにもパラパラ加減を生み出して絶妙な口当たりに。本格的な作りであるものの、家庭用コンロの火力で調理がしやすい1.2mmの厚さと、片手でも振れる1kgに満たない重さは、家庭での使い勝手がいいように設計されています。そのうえ丈夫で長持ち。使い続けることで鍋肌が黒く艶やかに育ち、焦げつきにくくなるのも鉄ならでは。お手入れは洗剤要らずで、お湯で洗ったら火にかけて水気を飛ばすだけ。使い込むほどに手入れしやすくなります。

2.中華街の本場料理人から厚い支持を受ける高い品質

中華料理の約4000年もの歴史を支えてきた中華鍋。本場の味を伝えてきた中華街の料理人に一躍買っているのが、山田工業所が作る打ち出し製法の中華鍋です。鉄ならではの高い熱伝導性で食材を素早く均一に加熱し、旨みや香ばしさを引き出すこと。毎日の強い火力による高温と中華お玉でカンカン打ち付ける衝撃に耐えられるほどの頑丈なつくり。そのどちらも叶えて多彩な料理づくりを支え続ける山田工業所の中華鍋は、横浜・中華街の料理人たちにとって欠かせない相棒で、厚い信頼が寄せられています。

3.日本唯一の「打ち出し製法」で鉄鍋を作り続ける職人集団

横浜市金沢区にある山田工業所は、鉄鍋づくりひと筋の町工場。日本で唯一、鉄板を何千回も叩いて鍋の形に仕上げる「打ち出し製法」の技術を守り続けています。鍋によっては5千回以上叩くことも。プレス式のように一気に型で抜くのではなく、鉄を丁寧に打つことで分子が細かくなり、丈夫で熱まわりの良い鍋が生まれます。側面はやや薄く、縁には再び厚みをもたせて頑丈にする。プレス式ではできないこのゆるやかな厚みの変化や微細な凹凸こそが、強い火力のなかで素早く鍋を振るプロの過酷な調理現場に欠かせない理由です。この確かな技術力で、あらゆるオリジナルオーダーに柔軟に対応。どんなシーンにも使いやすい鉄鍋を追求し続けています。

作り手紹介
作り手 image 1
1957年に創業した山田工業所のものづくりは、戦後の鉄不足のなか、ドラム缶を再利用して中華鍋を作ることから始まりました。横浜市金沢区で、中華街の料理人たちとともに鉄鍋を育ててきました。のちに工業団地へ移転し、特殊な打ち出し機械を周囲の技術者たちとともに試行錯誤かつ創意工夫を重ねながら導入。2代目の山田豊明さんは、工場が集まる環境のなかで町工場同士が切磋琢磨し、アイデアを出し合う関係性が育んで高い技術を磨いてきました。いま、少しずつ代を譲ろうとしているのが次男の憲治さんです。すでに30年以上この工場でものづくりに向き合ってきた、まさに“生え抜き”の職人。長年ともに汗を流した歴代の職人たちの技術と知見を受け継ぎ、現在は後進の育成にも力を注いでいます。憲治さんが抱えるもう一つの大きな役割は、工場の心臓部ともいえる打ち出し機械のメンテナンス。かつては専門業者に頼んでいた修理も、対応できるメーカーや職人が減ってきており、自分たちの手で直して使い続けるしかありません。技術とともに機械も育て、不具合があれば手当して守っていく。そんな時代に突入していると力をこめて話します。代を継ぐことは、過去を受け継ぐこと。同時に、時代の変遷を受け入れて新たな課題と向き合うことでもあります。調理道具を使い続ける私たちもまた、鉄鍋製造を絶やさないために黙々と奮闘し続ける作り手の姿に、折にふれて思いを馳せていきたいものです。
作り手
山田工業所 2代目代表取締役 山田豊明さん、山田憲治さん