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くにさき産しいたけ 伝統ある低温品種121の干し椎茸(徳丸商店) ¥1,059
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くにさき産しいたけ 伝統ある低温品種121の干し椎茸(徳丸商店)

Table to Farmの選択の基準

大分県くにさき半島で古くから栽培されているこだわりの椎茸品種「121」。低温品種で栽培が難しいことから、現在、数軒の農家でしか生産していません。香りが良く、上品な味わいの「121」を復活させたいと、大分県国東市の卸問屋「徳丸商店」4代目の徳丸寿文さんは、2018年からクヌギの原木で育てています。クヌギの木には椎茸の成長に必要な養分が豊富に含まれており、椎茸を育てるのに適しています。ホダ場(椎茸の栽培場)は適度に湿度があって風通しがよく、原木椎茸栽培には最高の環境。収穫された椎茸はすぐに乾燥機で干し椎茸に加工し、保存にも細心の注意を払っています。この「121」の椎茸を煮物などにすると、椎茸自体が肉厚で食べ応えがあり、うま味がジュワーと口いっぱいに。出汁をとって汁物にすると、香り豊かで椎茸の存在感がしっかり感じられ、一度食べたらクセになります。

原木栽培 希少品種121
  • サイズ・価格
    60g  ¥1,059
  • 配送
    常温
  • 産地
    大分県国東市
  • 原材料
    乾しいたけ(大分県産)
  • 賞味期限
    お届けする商品の賞味期限は、出荷時点で最低120日以上保証しております。開封後はお早めにお召し上がりください。
  • 保存方法
    直射日光を避け、湿度の低いところに保存してください。密閉容器へ移し替えることで約1年保存可能。 

食品栄養成分表示 ※100gあたり

  • エネルギー
    182kcal
  • タンパク質
    19.3g
  • 脂質
    3.7g
  • 炭水化物
    63.4g
  • 食塩相当量
    0.03g
商品の特徴

1.香りがよく上品な味わい。低温品種のしいたけ「121」

大分県で昭和30~40年代に最も栽培されていた低温品種の椎茸「121」。現在は気候条件の影響で栽培が難しいことから生産者が減少しましたが、カサが大きく肉厚で、表面に美しいひび割れ(花柄)が入りやすいという外見上の特徴があります。また、その風味や食感の良さ、上品な味わいで味にも定評がありました。大分県国東市の「徳丸商店」4代目の徳丸寿文さんは、卸問屋として椎茸の買い付けも行いながら、「おいしい椎茸を育てたい」と、「121」の原木椎茸栽培を行い、乾燥機で干し椎茸に加工。すぐに石灰乾燥材を入れたビニール袋に入れて、極力乾燥したての低い水分量を確保しながら、14℃以下の低温倉庫で管理するなど、保存状態にも細心の注意を払っています。

2.適度な湿度と寒暖差があり、風通しの良い、原木椎茸の最高の生育環境

「徳丸商店」のホダ場(椎茸の栽培場)は、針葉樹林のなかの、ため池のそばにあります。手入れの行き届いたホダ場は、木漏れ日が入り、適度に湿度があって、風通しがよく、原木椎茸栽培には最高の環境。「121」は低温で発生する品種のため、冬から春にかけての寒い時期に収穫できます。収穫時期の前後に池から水を引いて散布を行い、湿度や温度の管理を行っています。ちなみに、「クヌギ林とため池がつなぐ国東半島・宇佐の農林水産循環」は、2013年に世界農業遺産に認定。このシステムは、クヌギ林とため池が連携し、椎茸栽培を通じて森林の新陳代謝を促し、水資源を活用する持続可能な農業を実現しています。

3.大分県は乾椎茸生産が全国一位。クヌギの原木を使った椎茸栽培が盛んな理由

椎茸の原木栽培にはクヌギの木が不可欠で、大分県にはクヌギの木が潤沢にあります。クヌギの木には椎茸の成長に必要な養分が豊富に含まれており、原木栽培に適しています。大分県で椎茸栽培が盛んな理由は、この恵まれた自然環境に加え、農学者、森喜作さんの功績が関係しています。森さんは、昭和17年に椎茸の胞子を植え付けた「種駒」を原木に打ち込むことで、確実に椎茸ができる技術を編み出しました。大分県椎茸農業協同組合は全国の先陣を切ってこの方法を導入することで、大分県の椎茸産業が飛躍的に発展しました。大分県の椎茸は生産量のみならず、その高い品質も評価されています。

作り手紹介
作り手 image 1
徳丸寿文さんは大分県国東市にある「徳丸商店」4代目。もともと乾物などの卸問屋だったところ、徳丸さんの代から原木椎茸の栽培を始めました。3代目から椎茸を取り扱うようになり、さまざまな品種の椎茸を取引してきましたが、子供の頃に食べた「121」のおいしさが忘れられなかったそうです。個人消費のために「121」を栽培している人たちも地元にいるため、今後は買取りも考えているとか。「作るならやはり、おいしいものがいいですよね」と徳丸さんは穏やかに話します。
作り手
徳丸商店 徳丸寿文さん
https://tokumaru.biz/shitake/