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すくいやすく注ぎやすいレードル(一菱金属) ¥2,090
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すくいやすく注ぎやすいレードル(一菱金属)

Table to Farmの選択の基準

まるでまち全体がひとつの工場。金属加工の名産地として知られる新潟県燕市で生まれたステンレス製のお玉杓子は、鍋の形にぴたりと沿い、具材も残さずすくって注ぎやすい、使い勝手の良さが光ります。左右対称のおむすび形と、なだらかな曲面をもつ皿部分は、鍋肌に自然にフィットし、汁物もこぼれ落ちにくく注げます。両端にしぼられた注ぎ口があるユニバーサルデザインで、右利きでも左利きでも快適に使えます。継ぎ目のない18-8ステンレス一体成形は、汚れがたまりにくく、洗いやすい。美しさと実用性を兼ね備えた、毎日手に取りたくなる料理道具です。

国内製造 ステンレス製
  • サイズ・価格
    レードル・¥2,090
  • 配送
    常温
  • 産地
    新潟県燕市
  • 原材料
    18-8ステンレススチール
  • 成分規格
    全長285mm(先端部 W86mm × D62mm)重量 107g
  • 保存方法
  • 留意事項
    食洗機の使用可能
商品の特徴

1.鍋にフィットしてすくいやすく、こぼれ落ちにくく注ぎやすいレードル

「すくいやすく注ぎやすいレードル」は、左利きのフレンチシェフ・秋元さくらさんの依頼を受けて開発されました。設計・デザインを手がけたのは、一菱金属の江口広哲さんと新潟市のデザインスタジオ「Tangent Design」。プロの現場と家庭の両方で使いやすい、機能と美しさを兼ね備えたステンレス製のお玉杓子です。特徴は、左右対称のおむすび形の形状と、なだらかな曲面をもつ皿部分。鍋の縁に沿う3辺のカーブはカレーの具材も灰汁もしっかりすくいやすく、汁物もこぼれ落ちにくく注げます。さらにしぼられた注ぎ口が両端にあることで右利きでも左利きでも使いやすく、瓶のような細い口にもスムーズに注げるのもうれしいポイント。スタイリッシュな見た目と手になじむ使い心地で、キッチンに立つ時間が楽しみになります。

2.専門技術が有機的につながる分業制から生まれた、機能美あふれる1本

金属加工の産地で知られる新潟県燕市。まち全体がひとつの工場のように、専門技術をもつ事業者が連携し、高品質な道具をひとつひとつ仕上げています。このレードルも、材料問屋から始まり、側面磨き、表面磨き、プレスと仕上げを担う一菱金属まで、全5社が分業で十数もの工程を分担し、完成にいたります。なかでも一菱金属が手がける皿部分の複雑な曲面は、幾度ものプレス工程を重ねて成形。3辺のうち最も長い面と注ぎ口は板厚を半分まで薄くする加工を施し、すくいやすさと汁切れの良さを両立しています。さらに、鍋肌を傷つけにくくするために、縁の面取りをしてなめらかに仕上げるなど、細部にまでやさしい配慮が光っています。18-8ステンレス一体成型で継ぎ目がなく、丈夫なうえに衛生的で長く使える1本は、2016年のグッドデザイン賞を受賞。毎日のなかで、繊細で美しい職人技を感じてみてください。

3.使い手の目線に寄り添う、一菱金属の誠実な道具づくり

機能性とたたずまいの美しさを両立させたものづくりに定評がある一菱金属。主にステンレス製の業務用厨房用品から家庭の日用品まで、幅広い分野の道具づくりを担ってきました。部品の設計・製造にも長け、長年にわたり、使い手の現場に寄り添っています。自社ブランドとして展開するのが、プロ仕様の厨房道具ブランド「ichibishi(イチビシ)」と、日々の台所にそっと馴染む家庭用調理道具ブランド「conte(コンテ)」。どちらにも共通するのは、目立たずとも確かに永く支える道具だということ。その精神はこのレードルにも宿っています。

作り手紹介
作り手 image 1
新潟県燕市にある一菱金属は、1977年設立の金属加工メーカーです。現在は、3代目社長の兄・江口正恒(まさつね)さんが現役職人として製造現場を担い、弟・江口広哲(ひろあき)さんが自社ブランド「conte(コンテ)」の企画・開発・営業を手がけ、兄弟で会社を支えています。自社ブランドconteの開発にはクラフトバイヤーの日野明子さんとデザイナーの小野里奈さんが参加。conteのものづくりには「納得できるまで、数年かけても商品を世に出さない」という独自の信念があります。たとえば、深型ボウルなどのキッチン道具は、試作と改良を何度も重ねた末に、ようやく製品として完成します。ものづくりのまち・燕の高い加工技術に、生活者の視点を丁寧に重ねて生まれる道具たちのたたずまいは、さりげなく凛として、すっと手に馴染みます。メーカーとしてオリジナル商品を追求する姿勢を貫き、デザインコンペにも積極的に参加。機能美あふれる暮らしに溶け込む台所道具は数々の受賞実績を誇り、国内外から高い評価を受けています。2020年には、町工場という枠組みを超えたショールームとして機能する新社屋が完成。建築家・新関謙一郎さんの設計で、おおらかで落ち着いた空間が広がり、conteのキッチン道具が美しくおさまっています。使う人の目線と誠実な技術、そして兄弟のものづくりの姿勢が、道具にも、空間にも息づいています。
作り手
一菱金属株式会社 代表取締役・江口正恒さん、専務取締役・江口広哲さん
https://www.ichibishi.jp/