淡口 生成り(ミツル醤油醸造元) ¥972
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淡口 生成り(ミツル醤油醸造元)

Table to Farmの選択の基準

福岡県糸島市の自社蔵での醤油造りを40年ぶりに復活させた、ミツル醤油醸造元による淡口・生成りです。原料は100%国産。地元糸島産の大豆と小麦で諸味を造り、糸島産の米と水から造った自家製甘酒を合わせ、ひと夏熟成させたものを搾って火入れ。しっかりした塩気の後に、旨味が口の中に長く穏やかに広がります。

 

天然醸造 丸大豆 国産原料 蔵付き酵母 無添加
  • サイズ・価格
    300ml ¥972
    720ml ¥1,944
  • 配送
    常温
  • 産地
    福岡県糸島市
  • 原材料
    大豆、小麦、食塩、米
  • アレルギー情報
    大豆、小麦
  • 賞味期限
    製造日より1年
  • 保存方法
    直射日光を避け常温保存、開栓後は要冷蔵

食品栄養成分表示 ※100gあたり

  • エネルギー
    78kcal
  • タンパク質
    7.6g
  • 脂質
    0g
  • 炭水化物
    11.8g
  • 食塩相当量
    17.76g
2024/6/20 撮影
商品の特徴

1. シャープな口当たり、旨味の余韻が残る淡口醤油

原料には地元である糸島産の大豆・小麦・米、そして沖縄県産のシママースという塩を使っています。ひと夏熟成させたフレッシュな諸味に、自家製米麹と糸島の水で造った甘酒を合わせ、調熱させて搾った純粋無垢なお醤油。天然醸造の淡口醤油ならではの引き締まった口当たりが特徴で、繊細な旨味の余韻が長く続き、ほのかに甘い麹の香りが広がります。

2. 独自の「麹箱」で醸した自家製米麹

高温多湿の室(むろ)という専用部屋で数日かけて行われる麹造り。部屋の中央と隅ではどうしても温湿度に若干の差が出てしまうため、ミツル醤油では「麹箱」という木製容器に米を小分けに入れ、それを数時間おきに積み替えるという昔ながらの製法を行っています。また麹箱の底面はしなるほど薄い割り板が使われるのが一般的ですが、通気性の良いメッシュ素材に替えることで過度な発熱を防ぎ、より安定した環境で麹菌の発酵をサポート。こうして糸島産の米から丁寧に造った米麹、そして甘酒が、醤油の豊かな旨味や香りの源となっています。

3. 日々研究と進化を続ける若手蔵人

1863年に「中小企業近代化促進法」が制定されたことを受け、より安定して良質な醤油を造り続けるために、1870年頃にはミツル醤油はそれまでの自社醸造を中止。地域ごとに醤油屋がまとまって組合を作り、最新設備の整った共同工場で圧搾した生醤油に、各々が味付けと火入れをするという方式に積極的に転換しました。そんな家業の実情を知った城さんは「自社での醤油醸造の復活」を高校生の頃に決意し、大学卒業までに7つの醤油蔵での修行を経験。そして作業場を整備し、道具を揃え、2011年から念願の醤油の仕込みを再開させました。醤油屋に限らず全国のさまざまな蔵元から学び、固い絆を結んだその行動力とフラットな目線から生まれる新たな醤油に、各地から注目が集まっています。

作り手紹介
作り手 image 1
現在、国内に約1600軒ある醤油メーカーのうち、自社で醸造を行っているのはわずか1割。残り9割は他社から生醤油を購入し、火入れ・充填して製品として販売しているそうですが、ミツル醤油のように醸造を再開するケースはとても珍しいのだとか。新たに製法を確立させるにあたっては、「学生時代に巡った醤油蔵での学びを積極的に取り入れ、自分なりに工夫してとことん研究した」という城さん。作り方、道具、商品数など、その時々で自分が信じた方向へと舵を切っていける柔軟さが、ミツル醤油の魅力を生み出しているように感じました。先代が“ミツル”に込めた「満たされる、満足していただける物作りを」という想いを心に、静かに情熱を燃やしながら、醤油と向き合っている生産者さんです。
作り手
ミツル醤油醸造元 城慶典さん
http://www.mitsuru-shoyu.com