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熟成マスタード(桐島畑) ¥1,200
Product

熟成マスタード(桐島畑)

Table to Farmの選択の基準

「熟成マスタード」は、高知県四万十川の中流域で年間80品種以上の野菜を農薬や化学肥料に頼らず有機で露地栽培する桐島畑が、栽培から加工まで手掛ける純国産のマスタードです。和がらしと西洋マスタードの種を自然交配しながら、毎年自家採種を繰り返して、土地に適した種へと10年かけて育みました。西洋マスタードのすっきりとした辛さのなかに和がらしの風味と旨みを感じられる、バランスのとれた奥深い味わいが特徴。ウインナーやソーセージに添えるのはもちろんのこと、ドレッシングとして野菜に合わせると素材の甘さが引き立ちます。

国産原料 農薬・化学肥料不使用 自家採取 無添加
  • サイズ・価格
    80g 1,200円
  • 配送
    常温
  • 産地
    高知
  • 原材料
    マスタードシード(自家栽培)、米酢(国産)、塩(高知県産)、粗糖(鹿児島県産) 
  • 賞味期限
    お届けする商品の賞味期限は、出荷時点で最低40日以上保証しております。開封後はお早めにお召し上がりください。
  • 保存方法
    直射日光、高温多湿をさけ常温にて保存。開栓後は冷蔵庫に保管の上、お早めにお召し上がりください。

食品栄養成分表示 ※100gあたり

  • エネルギー
    231kcall
  • タンパク質
    11.0g
  • 脂質
    12.7g
  • 炭水化物
    18.2g
  • 食塩相当量
    3.1g
商品の特徴

1. 自家採種・有機栽培で育んだ、和と西洋が交わる桐島畑独自のマスタード

桐島畑のマスタードシードは、高知県四万十の土地で桐島さんが10年かけて育て上げた、独自の品種です。和からしのコブタカナと西洋からしのイエローマスタードシードを掛け合わせ、毎年自家採種を繰り返しながら、土地に適した種へと育んできました。栽培では、和の旨みとコク、西洋の辛み、その両方を活かすため、全体のおおよそ3:7の比率で味のバランスを整えています。あえて種を固定しないのは、自然交配によって生まれる雑味こそが熟成マスタードの味を決めるから。和からしが持つ、すっきりとした辛さのなかに残る、旨みと渋みのまろやかな余韻。これこそが、桐島さんが追い求めていた理想の味です。

2.自然の理と独自の感性を掛け合わせた、理想の味を追求する有機農業

桐島畑の熟成マスタードは、自然と調和した有機農業と桐島さん自身の感性によって育まれたひと瓶です。農大で学んだ知識や一般的な農業の経験をベースに、作物の葉の色や周りに生えている雑草の種類を日々観察しながら、土壌内の炭素や窒素、土壌ミネラルの働きを読み解きます。その上で、必要に応じて発酵鶏糞堆肥を活用し、自然に寄り添う有機栽培を続けています。味わいのゴールは、あくまで桐島さん自身が「こうありたい」と感じたもの。理屈だけではたどり着けない、土地と作物が織りなす美味しさを求めながら、観察と経験、そして四万十で育んだ感性を重ねて、唯一無二の味を表現しています。

3.100%国産の原材料選びは、揺るぎない美味しさへのまなざし

原材料選びから味づくりまで一貫しているのは、桐島さんが持ち合わせる美味しさへの感性。マスタードシードはもちろん、塩や酢、砂糖といった調味料にも細やかに目を配り、なるべく近い土地のもの、顔が見える生産者の手によるものを選択。高知県内の海水を山に持ち込んで作り上げる結晶の大きな塩「山塩小僧」、すっきりとしたクセの少ない京都の「千鳥酢」、ミネラル豊富で深いコクをたたえる種子島の粗糖。いずれもシンプルながら雑味のない素材ばかりです。和と洋、どちらの要素も感じられる桐島畑のマスタード。その独特の旨みと香りを、より引き立たせるために、味への感度を大切にした素材選びが貫かれています。食べる人の目線に立つからこそ、細部まで妥協のないものづくりの姿勢が光ります。

作り手紹介
作り手 image 1
「国産品がないから、自分が食べたいものを自分で作ろうと思ったんです」。なぜ熟成マスタードを作ったのかとの質問に、ほがらかに笑って話す桐島さんは、高知県四万十町で生まれ育ちました。両親には「農業では食えない」と反対されながらも農大に進学し、卒業後はアメリカで2年間、果樹栽培を学びました。現地で触れた、経営と農業が一体となったスタイルに感銘を受け、四万十に戻ると栽培と加工を手がける個人農家として独立。2ヘクタール(テニスコート約76面分)の農地で、30年にわたり有機栽培に取り組んでいます。慣行栽培から有機へ切り替えた当初は採算が合わず、種を買えずに“仕方なく”種を継ぎ続ける日々。しかし、その積み重ねが結果的に、四万十の土地に根ざした、病気になりにくい強い在来品種を育てあげることにつながりました。いま桐島さんは、次世代へ有機農業をつないでいきたいと考えています。インターン生の受け入れや、作業マニュアルの整備、機械化の推進など、若い担い手が働きやすい環境づくりにも力を注いでいます。
作り手
桐島畑 桐島 正一さん
https://kirishimabatake.stores.jp/