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鉄打出しフライパン (山田工業所) ¥6,600
Product

鉄打出しフライパン (山田工業所)

Table to Farmの選択の基準

昭和32年創業、日本で唯一の「打ち出し製法」で鉄鍋づくりを続ける山田工業所が手掛けるTTF限定・特別仕様の鉄フライパンです。プロ向けの仕様を家庭でも使いやすくするため、持ち手を4cm短く、厚さは2.3mmに。鉄は熱を均一に素早く伝え、食材をムラなく加熱できるため、肉や魚のジューシーさを保ち、野菜の旨味を引き出すことに長けています。しっかりとした厚みは熱まわりがよく、ステーキや魚のソテーなどじっくりと火を通す料理では旨みをギュッととじこめておいしく仕上げます。油が馴染むほど焦げつきにくくなり、使いつづけることで鍋肌が育つ一生ものの道具です。

国内製造 打ち出し製法
  • サイズ・価格
    20cm ¥6,600
    26cm ¥7,480
  • 配送
    常温
  • 産地
    神奈川県横浜市
  • 成分規格
    20cm|1~2人前 約 直径20.0cm(底径14.5cm) 深さ4.0cm  板厚2.3mm  重さ714g
    26cm|3〜4人前 約 直径26.0cm (底径20.0cm) 深さ5.0cm  板厚1.6mm 重さ1100g
  • 保存方法
    使用後は洗剤を使わず、お湯または水のみで洗い、表面の水分を完全に取り、なるべく油を塗り保管してください。水分がついていると錆びる原因となります。
  • 留意事項
    ・ご使用の前に同梱している取扱説明書をよくお読みのうえ、正しく使用してください。
    ・ひとつひとつ手作りのため、サイズ及び重量に若干の誤差が生じる場合がございます。
    ・こちらの商品は錆止めとしてニスではなく、食用油を薄く塗布してあります。ニスを取り除くための空焚きは不要です。ただし、使用前には油ならしは行ってください。
    ・鍋に調理した料理を長時間入れたままにしておくと鍋の腐食の原因となりますのでご注意ください。
    ・打出製法で作られているため、生産過程で傷や、溶接時の高温により色違い、及び鍋表面の黒皮の隔離などが生じる場合がございます。ご使用には問題はございませんので、ご安心ください。
商品の特徴

1.使い込むほどに手に馴染む、熱伝導と蓄熱性に優れた鉄フライパン

プロから料理好きまで手に取った人が口をそろえて”料理が美味しくなる!”と評判の、山田工業所の鉄フライパン。鉄は熱を均一に、そして素早く伝えるため、食材をムラなく加熱することに長けています。この高い熱伝導率によって、肉や魚のジューシーさを保ち、野菜の旨味が引き出しおいしく仕上げることができるのです。厚みのある鉄は熱伝導・蓄熱性に優れ、ステーキや魚のソテーなど、じっくりと火を通す料理にぴったり。コーティングされていない素材のままの鉄フライパンは、空焼きで有害ガスが発生する心配もなく、安心して使えるのもうれしいポイント。使い込むほどに風合いが増し、手になじみ、自分だけの道具になっていく過程もまた、料理の楽しみ。調理のたび、自然に鉄分が摂れることも魅力のひとつです。

2.プロ仕様に家庭での使いやすさを追求した、TTF別注品

「お手入れのハードルの高さ」を理由に、今まで鉄フライパンに一歩踏み出せなかった方のために。家庭でもすぐに使い始められ、毎日使い続けることができるTTF完全オリジナルの鉄フライパンを、山田工業所と一緒に作りました。長年多くのユーザーに愛されている形をベースに持ち手は4cmほど短くして扱いやすく、持ち手とフライパンを溶接留めでつなげて境目をなめらかにして衛生面にも配慮。厚みがあるほうが焼きムラができにくく、蓄熱性が高くなるため、厚さは2.3mmに。錆止めのニスを家庭用コンロの火力でも対処できる食用油(太白ごま油)のコーティングに代えることで空焼きは不要、油ならしをするだけで使える仕様に工夫しました。20cmは1人前のホットケーキに最適で、山田工業所で最も人気の26cmは使い勝手のよい大きさ。サイズ選びの参考にしてください。

3.日本唯一の「打ち出し製法」で鉄鍋を作り続ける職人集団

横浜市金沢区にある山田工業所は、鉄鍋づくりひと筋の町工場。日本で唯一、鉄板を何千回も叩いて鍋の形に仕上げる「打ち出し製法」の技術を守り続けています。鍋によっては5千回以上叩くことも。プレス式のように一気に型で抜くのではなく、鉄を丁寧に打つことで分子が細かくなり、丈夫で熱まわりの良い鍋が生まれます。側面はやや薄く、縁には再び厚みをもたせて頑丈にする。プレス式ではできないこのゆるやかな厚みの変化や微細な凹凸こそが、強い火力のなかで素早く鍋を振るプロの過酷な調理現場に欠かせない理由です。この確かな技術力で、あらゆるオリジナルオーダーに柔軟に対応。どんなシーンにも使いやすい鉄鍋を追求し続けています。

作り手紹介
作り手 image 1
1957年に創業した山田工業所のものづくりは、戦後の鉄不足のなか、ドラム缶を再利用して中華鍋を作ることから始まりました。横浜市金沢区で、中華街の料理人たちとともに鉄鍋を育ててきました。のちに工業団地へ移転し、特殊な打ち出し機械を周囲の技術者たちとともに試行錯誤かつ創意工夫を重ねながら導入。2代目の山田豊明さんは、工場が集まる環境のなかで町工場同士が切磋琢磨し、アイデアを出し合う関係性が育んで高い技術を磨いてきました。いま、少しずつ代を譲ろうとしているのが次男の憲治さんです。すでに30年以上この工場でものづくりに向き合ってきた、まさに“生え抜き”の職人。長年ともに汗を流した歴代の職人たちの技術と知見を受け継ぎ、現在は後進の育成にも力を注いでいます。憲治さんが抱えるもう一つの大きな役割は、工場の心臓部ともいえる打ち出し機械のメンテナンス。かつては専門業者に頼んでいた修理も、対応できるメーカーや職人が減ってきており、自分たちの手で直して使い続けるしかありません。技術とともに機械も育て、不具合があれば手当して守っていく。そんな時代に突入していると力をこめて話します。代を継ぐことは、過去を受け継ぐこと。同時に、時代の変遷を受け入れて新たな課題と向き合うことでもあります。調理道具を使い続ける私たちもまた、鉄鍋製造を絶やさないために黙々と奮闘し続ける作り手の姿に、折にふれて思いを馳せていきたいものです。
作り手
山田工業所 2代目代表取締役 山田豊明さん、山田憲治さん