Close Quick view
自然栽培|種継ぎ9年 亀の尾(宮尾農園) ¥972
Product

自然栽培|種継ぎ9年 亀の尾(宮尾農園)

やさしい人柄の中にある強い芯。記憶を呼び覚ます生命力のある米。
Table to Farmの選択の基準

新潟市内の阿賀野川の下流に位置し、もと「潟」だった肥沃な粘土質の土壌で米を育てる「宮尾農園」の宮尾浩史さん。1994年に11代続く実家の農家を継ぎ、「子どもが安心して食べられるお米を育てたい」と、2011年に田んぼ1枚から自然栽培で米作りを始め、現在はすべての米を自然栽培で育てています。自然と調和する農業を目指し、田んぼのなかの微生物が活動しやすい環境を整え、稲が雑草に負けないような工夫を考えるなど、「だれもができる自然栽培の技術を確立して広めたい」と、日々、創意工夫と探求心で新しいチャレンジを繰り返しています。「亀の尾」を育てるようになったのは、古い品種が自然栽培に合うのではないかと思ったことからでした。食べたお客さんから「懐かしい土の香りがしました」と連絡があり、「記憶を呼び起こすお米っていいですよねぇ」と宮尾さん。爽やかさのある芳醇な香りで、粒には透明感があり、ほうじ茶のような香ばしい甘味を感じさせます。大地を思わせる、じんわり厚みのある旨味が特徴です。

CSFプロジェクト 自然栽培 在来種 自家採取 化学肥料不使用 堆肥/有機肥料不使用 農薬不使用
  • サイズ・価格
    玄米 12合 ¥ 2,800/ 30合 ¥ 6,800
    白米・分づき 12合 ¥ 3,200 / 30合 ¥7,900
  • 配送
    常温
  • 産地
    新潟県新潟市
  • 原材料
  • 賞味期限
    玄米は1年、白米は精米日から1~2ヶ月程度で食べきることをおすすめします。
  • 保存方法
    密閉容器に入れ、高温多湿を避けて冷暗所で保存
  • 留意事項
    ・自家採種の苗から育てた未検査米のため品種や年産の表示はできませんが、農家さんからお米を直接仕入れ、保管していることをお約束します。
    ・自然栽培米のため、虫食いによる黒点などのあるお米が混じっている場合がございます。

CSF参加の動機と
チャレンジ内容

「自然栽培で育てるには、米は在来種のような昔の品種が合うんじゃないかと思ったんです。『亀の尾』のような在来種は稲の背が高いものが多く、雑草よりも優位に育ちやすい。加えてその稲わらは収穫後、田んぼに戻すんですが、土に還ることで次の稲が育つ栄養が豊富になる」と宮尾さん。複数の米の種類を栽培している宮尾さんにとって、作期がずれるので栽培しやすいという利点もあります。今回のCSFの取り組みでは、今まで育苗のみ有機栽培で行っていたところ、育苗から無肥料で作ることに取り組みました。「前々からやってみたいと思っていたので、いい機会でした。Table to Farmの取り組みにも共感しましたし、可能性を感じます。作り手と食べ手の関係性が近くなり、いろんなものをシェアして、一緒に考えていく。これからの人とのつながり方のひとつの方向性だと感じました」。

亀の尾・旭(朝日)とは

「東の亀の尾、西の旭」
かつて日本人に最も愛された幻の米

亀の尾と旭は、どちらも明治期に発見された在来種。コシヒカリ、ササニシキなどのルーツにあたり、その食味の素晴らしさは「おいしいお米、東の亀の尾、西の旭」と呼ばれるほど大変人気がありました。香り豊かで、噛めば噛むほど複雑な旨味が広がり、その先に甘味がそっと残るような味わいです。

米の歴史
  • コシヒカリ・ササニシキの先祖、日本のお米の『素の味』
  • 自然栽培、自家採種だからこそ良く育つ
  • 血糖値が上がりにくく、アレルギーリスクも低い「高アミロース米」
商品の特徴

1. 元「潟」だった泥炭層の肥沃な土壌がおいしい米づくりの原点

「宮尾農園」がある場所は、新潟市内でも阿賀野川の下流に位置した元「潟」だった場所で、蓄積した泥炭層は肥沃な土壌。福島潟がすぐ近くにありますが、貴重な動植物が数多く生活する自然の宝庫です。新潟の平野は真っ平なので、田んぼに小さな地形落差を作り、田んぼの水の流れが滞らないよう調整しています。「ゆったりした水の流れをイメージして田んぼを作ると稲が元気になるような気がするんです」と生産者の宮尾さんは話します。

2.創意と工夫、探求心でその地にあった自然栽培を模索

自然栽培は、肥料や農薬に頼らず、微生物の力で土や稲や野菜を育てていく農法。「その地にあるものを創意工夫、探求心で調和させて作物を育てていく。安心安全で、誰でもできることが惹かれた理由のひとつです」と宮尾さん。自然栽培の大きな課題は稲と生育を競う雑草の存在。宮尾さんは自然の理を利用して、さまざまな方法で雑草対策をしています。ひとつは苗を丈夫に大きく育ててから水田に植え、稲の生命力が雑草よりも優位になる環境を作ること。また、田植え機にセットできるように規格に合った苗箱で育てています。通常は5月のGW前後に田植えをしますが、1カ月ほどかけて、田んぼの状態を雑草が生えにくいコンディションに整え、6月に田植えを行っています。収穫後の秋から冬には田んぼを乾かして酸素に触れさせて土壌を改善し、田植え前に代かき(田んぼに水を入れて、土を平らにする作業)を数回行うなど、稲が元気に育ち、雑草が育ちにくい環境を整えています。

3.多様な生物が共存してバランスの取れた生態系を形成

「宮尾農園」で飼っている鶏は田んぼのあぜ道の雑草を食べ、米の副産物であるもみ殻や稲藁が飼料になります。鶏舎は鶏糞と稲藁が混ざり合って熟成堆肥になり、匂いもなくさらさらでふかふか。鶏たちも居心地がよさそうです。鶏たちは田んぼの害虫を食べますが、カエルやトンボの幼虫ヤゴもいて、彼らも稲に害を与える虫を食べてくれます。水生生物、昆虫、鳥、哺乳類など多様な生物が共存して複雑な食物連鎖を形成し、お互いを支え合っています。

作り手紹介
作り手 image 1
海産物加工会社「加島屋」に勤めていた時に、1年の3分の1を北海道で勤務をし、ニシンやイワシの漁獲高が激減したのを目の当たりして、人間が自然に負荷をかけすぎているのではないかと考え始めたそうです。1994年に11代続く実家の農家を継ぎ、「子どもが安心して食べられるお米を育てたい」と自然栽培で米作りをスタート。韓国式自然農法の趙漢珪(チョウハンギュ)さんや、「奇跡のリンゴ」で知られる木村秋則さんの哲学に共感し、「だれもができる自然栽培になるように」と、自然栽培新潟研究会をリードし、協同組合「人田畑(ひとたはた))」のメンバーとして、新潟県内の農業仲間と勉強会なども頻繁に行っています。
作り手
宮尾農園 宮尾浩史さん
https://miyaonouen.com/
作り手から選ぶ