自然循環栽培|種継ぎ100年 甚五右ヱ門芋(森の家)
雄大な山々が連なる豪雪地域最上地方の最北にある山形県最上郡真室川町。「甚五右ヱ門芋(じんごえもんいも)」は豊かな自然にあふれたこの町で、100年以上続く佐藤家の家宝として代々受け継がれてきた伝承野菜です。品種改良することなく先祖が種継ぎをし続けて、守り抜いてきた一子相伝の里芋で、この地の良質な赤粘土質の土壌でないとおいしく育たないのだとか。農薬・化学肥料不使用で栽培し、JAS有機認定の肥料を使用。火を通したときの食感はやわらかく、粘り気が強くなめらかで、口のなかでとろりと溶けます。煮物にすると味が浸み、山形名物芋煮で食べると悶絶級のおいしさ。蒸して衣かつぎや、磯辺揚げ風にしても美味。皮が薄いので、ローストや素揚げにすると皮ごと食べられるのも特徴です。
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サイズ・価格250g ¥810
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配送夏場(5月〜10月)は冷蔵。冬場(11月〜4月)は常温。
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産地山形県最上郡
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品種甚五右ヱ門芋(在来種)
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栽培方法育苗/栽培期間中ともに農薬・化学肥料不使用
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保存方法Table to Farmでは鮮度を長持ちさせる「オーラパック」に梱包し出荷しています。お届け後も「オーラパック」に入れての保管をおすすめします。
・里芋は湿気や乾燥に弱く、寒すぎると低温障害を起こしやすいため、10~20℃の風通しの良い冷暗所、もしくは野菜室での保管をおすすめします。また、新聞紙やキッチンペーパーに包み、ビニール袋に保存することでより長期保存が可能です。
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留意事項・効率的な流通の為の規格ではなく、畑そのままに、様々な形や大きさもその野菜の個性として捉え、お届けしています。
・野菜が自然に熟成していく過程の色や味の変化も感じて頂きたく、市場では流通しない熟成過程のお野菜もお届けしています。品質に問題はありません。
・品質に問題が無い程度のこすれや虫喰いによる傷は自然の中でたくましく育った証と捉え、お届けしています。
・農薬不使用で多様な生物と共存して育った野菜のため、出荷時には細心の注意を払っておりますが、稀に虫が混入する場合もあります。
・鮮度の良い状態でお召し上がりいただくために、お届け予定日から3日以内でのお受け取りをお願いします。
1.100年以上も前から種継ぎをし続けた家宝である伝承野菜
山形県最上郡真室川町は、雄大な山々が連なる豪雪地域最上地方の最北にある町。「甚五右ヱ門芋」は豊かな自然にあふれたこの町で、室町時代から代々受け継がれてきた伝承野菜です。100年以上続く佐藤家の家宝として伝わり、一般的な里芋より手間がかかりますが、品種改良することなく先祖が種継ぎをし続けて、守り抜いてきた一子相伝の里芋です。生産者の佐藤春樹さんの祖母が倉庫に保管していた20株の種芋を、月日をかけて大切に増やしていきました。
2.トロッとした食感と瑞々しい味わいはこの地の赤粘土質の土だからこそ
良質な赤粘土質の土が広がる大谷地には、清らかな湧水が流れ込みます。不思議なことに、この赤粘土質の土壌でないと「甚五右ヱ門芋」はおいしく育たないそうです。佐藤さんの親戚の一人が種芋を持ち帰り神奈川県で育てたところ、1年目は芋ができましたが、2年目には枯れてしまったとか。普通の里芋よりも子芋、孫芋が細長くなり、火を通したときの食感はやわらかく、粘り気が強くなめらかで、口のなかでとろりと溶けます。昔、殿様が「甚五右ヱ門芋」の芋煮を食べて、「うまい」と何杯もおかわりしたという昔話も残っています。
3.農薬・化学肥料不使用で育つから皮ごと食べても安心
農薬・化学肥料不使用で栽培し、JAS有機認定の発酵鶏糞と牛糞堆肥、牡蠣殻石灰を使用。里芋は連作障害が起きやすいので、無農薬・無肥料のそばの栽培との輪作で栽培しています。里芋は種芋を植えて、その小芋、孫芋を食用とするのですが、ひとつの種芋から親芋が1つ、小芋が6つぐらい、孫芋が20〜30個と、土の中で上に向かって成長していきます。