自然循環栽培|在来種 小川まくわ(野菜と旅する)
滋賀県東近江市の鈴鹿山脈の麓で、在来種の種を継ぎ育てられた「小川まくわ」は、かつて“和製メロン”と呼ばれ親しまれていた、東洋系の在来瓜。まくわ瓜は縄文遺跡から種が出土するほどの歴史の深さで、なかでも「小川まくわ」は絶滅危惧種として市場にほとんど流通しない希少な瓜です。「野菜と旅する」の松本さん夫妻が種を受け継ぎ、農薬や化学肥料を使わずに丁寧に育てています。追熟させて、ふわりと甘い香りが立ってきたら食べ頃。冷蔵庫で冷やしてカットして、口いっぱいに広がるみずみずしい甘さをお楽しみください。伝統野菜に魅せられ、地域の風土に根差した“名もなき野菜たち”を残すことに真摯に向き合う松本さん夫妻の愛情と思いが詰まった、爽やかな夏らしいフルーツです。
-
サイズ・価格2個(約300g) ¥550
-
配送冷蔵
-
産地滋賀県東近江市
-
品種小川まくわ(在来種)
-
栽培方法育苗/栽培期間中ともに農薬・化学肥料不使用
-
保存方法・Table to Farmでは鮮度を長持ちさせる「オーラパック」に梱包し出荷しています。お届け後も「オーラパック」に入れての保管をおすすめします。
・より長持ちさせるために
水分をよく拭き取り、新聞紙やキッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れ、へたを上にして立てて野菜室で保存をおすすめします。 -
留意事項・効率的な流通の為の規格ではなく、畑そのままに、様々な形や大きさもその野菜の個性として捉え、お届けしています。
・野菜が自然に熟成していく過程の色や味の変化も感じて頂きたく、市場では流通しない熟成過程のお野菜もお届けしています。品質に問題はありません。
・品質に問題が無い程度のこすれや虫喰いによる傷は自然の中でたくましく育った証と捉え、お届けしています。
・農薬不使用で多様な生物と共存して育った野菜のため、出荷時には細心の注意を払っておりますが、稀に虫が混入する場合もあります。
・鮮度の良い状態でお召し上がりいただくために、お届け予定日から3日以内でのお受け取りをお願いします。
1.種を繋ぎ、在来野菜を続けるための農園
「野菜と旅する」の松本さんが大切に育てているのは、脈々と地域に根ざした在来野菜。土づくりと並行して「種作り」にも力を注ぎ、土地の風土に適応した、力強く根を張る野菜を育てています。全国各地に伝わる在来種は、その多くが家庭菜園のような小規模な営みのなかで、おばあちゃんたちによって代々守られてきたもの。なかには、「このおばあちゃんがいなくなったらもう終わり」と言われる、絶滅危惧種のような種も少なくありません。そんな在来野菜のなかでも、かつて日本の夏の一般的なフルーツだった瓜「小川まくわ」は、メロンのような爽やかな甘み。市場には出回ることのない希少な伝統野菜を、どうぞお楽しみください。
2. “土壌分析フェチ”が向き合う、農薬と化学肥料を使わない土づくり
松本さんの畑づくりは過剰な世話をせず、自然の力を最大限に引き出して野菜の“育つ力”を尊重するスタイル。農薬や化学肥料は使わず、地域の資源を活かした緑肥や最低限の有機肥料で土を育て、ミネラルバランスを整えることで、味わい深い野菜に仕上げています。野菜が伸び伸び育つタイミングに育てることで旬の味わいを引き出しながら、必要なところには人の手も積極的に加える。土壌医二級を取得するほどの“土壌分析フェチ”で、伝統野菜の魅力を存分に引き出す健康的な畑を模索しています。
3.脈々と文化と命を繋ぐ「嫁入り茄子の物語」
松本さんと在来野菜の出会いは、滋賀県の「嫁入り茄子」について書かれた小さなエッセイでした。かつて福井県から京都を繋ぐ鯖街道沿いで、家宝のように受け継がれてきた茄子の種を、嫁入り道具として持たせる物語。野菜の種が脈々と命や文化を繋いでいくストーリーに心を動かされ、松本さんは伝統野菜のリサーチを始めました。種の調査で地域ごとに大切に守られ続けてきた名もなき野菜と出会い、少しずつ種を譲ってもらうように。物語の詰まった在来野菜と、その背景にある人の営みを未来へ繋いでいくために有機農業を学び、始めたのが「野菜と旅する」です。